暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
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はね》の荒鳥(あらどり)ファノ。俺たちマルフィール隊に与えられた相棒だ」

アレッタ三佐が、首を突き出してきたファノって呼ばれた鳥の頭を撫でる。するとそれが気持ちいいのかファノは「キュウキュウ」と鳴いた。というか感覚なんてものがあるのだろうか、魔力の塊なのに。

「どこまで付いて来られるか、見せてもらおうか!」

目も眩むというか開けていられないほどの発光。光も止んで目を開けると、そこには赤い甲冑を身に纏った3人の姿。背からは二対の赤い魔力が噴き出していて、まるで鳥の翼を思わせる。そしてリーダーのアレッタ三佐の甲冑にだけマントがある。カルド隊と同じというわけだ。

「レヴィ、いくよ」

「はい、なのはさん」

なのはさんは深呼吸して“レイジングハート”を構え直して、わたしも一度深呼吸して拳を構える。見据えるは倒すべき敵マルフィール隊。

≪Photon Smasher≫

展開された“ブラスタービット”4基と“レイジングハート”本体から桜色の高速砲が4発撃ち出される。それに続いてわたしを瞬走弐式で突撃。彼らがなのはさんの砲撃に対処する隙を狙って一撃を打ち込む。だけど、相手はやはり鳥ということだった。

「「疾い!」」

マルフィール隊の姿がかき消える。残像を引きながら、向こうから接近戦を仕掛けてくる。わたしの元には2人のマルフィール隊。確かマルフィール・イスキエルドとマルフィール・デレチョ。なのはさんの元にはマント付きのアレッタ三佐が向かったみたいだ。

「まぁいいか。掛かっておいでよ、わたしがあなた達の相手だ」

この身に敗北は許されない。ルーテシアの盾として、“特務六課”の一員として、己の存在意義のため。

「レヴィ・アルピーノ・・・参ります!」

†††Sideレヴィ⇒なのは†††

私に1対1を仕掛けてきたマルフィールことアレッタ三佐。レヴィに2人向かったことが気になるけど、今はこっちに集中しないと足元をすくわれる。

「今はまだ管理局と完全に敵対したくないというのがボスの意向。だが、今だけは俺たちと戯れてもらうぞ、高町・・・!」

――翔け抜ける速攻の陽虚鳥――

ドン!と爆音。アレッタ三佐が背にある翼を大きく羽ばたかせて、空気を爆ぜさせた音だ。一直線の突進攻撃。だけど速度が普通じゃない。これはルシル君の空戦モード並かそれ以上だ。

≪Accel Fin≫

こっちも高速移動魔法で対処。全力で横に避ける。だけど、紙一重のすれ違いざまに叩きつけられた衝撃波がとんでもない威力だった。大きく体勢を崩される。そこに、反転してきたアレッタ三佐の再突進。今さら回避は出来ないと判断。なおも続くシャルちゃんの神秘効果を信じて、シールドを展開する。

――|捕縛盾《バインディング・
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