暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
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れは・・・テスタメント幹部です!」

スタッフの報告と同時にブリッジのモニターに映し出される映像。前方に広がる左右に伸びる山脈“レスプランデセルの円卓”。その“円卓”のポツンと途切れている何も無い場所から、武装した“レジスタンス”と“アギラス”と言われる戦闘機の編隊が突如現れた。
そして私たちの後方から迫りくる“テスタメント”の幹部たち。魔族とすでに融合を果たしているカルド隊。フォヴニスの頭部に立っているグラナード。リインフォースさん。そして、マルフィール隊の3人は白コートのままで飛行している。姿が見えないのは、ルシル君とクイント元准尉とティーダ元一尉、それにトパーシオとディアマンテと魔術師。

「ホンマにここでビンゴみたいやな。六課前線メンバーは緊急出撃! クロノ提督、ジープスター三佐。レジスタンスと敵航空戦力は頼みます!」

『了解した。安心して任せてくれ』

『五課も全力を尽くします!』

はやてちゃんから出撃命令が出た。私はシャルちゃんとフェイトちゃんと見合してコクンと強く頷く。

「私も出る! ブリッジは任せたで! いくよ、なのはちゃん、フェイトちゃん、シャルちゃん!」

「「「了解!!」」」

これで最後になることを祈りつつ、私たち“特務六課”は“ヴォルフラム”から出撃。さっき決めた幹部と戦うために空を翔ける。

†††Sideなのは⇒レヴィ†††

あちこちで戦闘音がする中、なのはさんと一緒に対峙するのはマルフィール隊。

「デミオ・アレッタ三佐。そして、エスティ・マルシーダ二尉とヴィオラ・オデッセイ二尉。あなた達の正体は、それで間違いありませんね?」

なのはさんはそうマルフィール隊に確認を取った。するとマルフィールの隊長らしき人が深く被ったフードを手に取って脱いだ。現れた素顔は三十代後半くらいのおじさん。彫の深い顔、短く刈り上げられた黒髪が印象的。

「久しぶりだな、高町。こうしてお前と、デミオ・アレッタとして話す日が来るとは思ってもいなかったが」

「アレッタ三佐・・・。アレッタ三佐たちの目的は、管理局の改革? それとも――」

「復讐さ」

なのはさんの言葉を遮るように先に口にしたアレッタ三佐。後ろに控えている他の2人のフードが動いた。どうやら顔をアレッタ三佐へ向けたみたい。

「それはやっぱりアレッタ三佐たちの死因に関係しているんですか?」

「そうだ、と言えば、お前はどうするんだ、高町。許してくれるのか? 俺たちの復讐を」

アレッタ三佐の問いかけ。なのはさんは少し黙って、そしてきっぱりとアレッタ三佐に言った、「止めます」って。それを聞いたアレッタ三佐は人懐っこい笑みを浮かべて「そうこないとな」と大きく笑いだした。

「なら今から俺たちマルフィール隊と
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