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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
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オーレリア基地が潰されている所為で1つでも欠けることは許されない状況だった。
「すぐにでも修復してください。修復完了の後、私の許可は必要ありません。システムを稼働させてください」
『り、了解しました! 至急取り掛かります!』
各拠点との通信が切れる。ハーデは頭を抱えたくなったが、その前にやるべきことがあるとしてすぐに行動に移す。それは各世界に散らばっている幹部たちの招集命令。障壁発生までに時間稼ぎが必要となるかもしれない。しかし“レジスタンス”や“空軍アギラス”だけでは“特務六課”を抑えきれないのは明白。そのための幹部招集だった。
「こちらエヘモニアの天柱。緊急事態につき、至急オムニシエンスへ帰還してください」
†††Sideなのは†††
“オムニシエンス”の南半球、シャルちゃんの言う“テスタメント”の拠点と思われる地区、“アドゥベルテンシアの回廊”に着き、そこで待機していたクロノ君の“クラウディア”と合流した私たち“特務六課”と“特務五課”。
はやてちゃんとシャルちゃんが、クロノ君とジープスター三佐と作戦の相談をしている中、私はブリッジから眺められる“アドゥベルテンシアの回廊”と名付けられた渓谷を見詰める。本当に広い渓谷だ。幅は数km。大型1隻と小型2席が並列してもまだまだ余裕がある。
(ここがシャルちゃん達、かつての魔術師たちが戦った舞台・・・)
そう思うと身体が震える。再誕戦争の舞台のひとつ、“ギンヌンガガブ”。それがここ“オムニシエンス”。何故か現代に突如蘇った世界。背後に誰かの気配を感じたと思ったら、「なのは」と呼びかけられた。振り向いてみると、そこには「フェイトちゃん」が居た。私の隣に立って、私と同じように“回廊”を見詰める。
「いよいよだね、フェイトちゃん」
「うん。5年前の約束、今度こそ守らないと」
フェイトちゃんの横顔はすごく凛々しくて、惚れ惚れするくらいカッコよかった。ブリッジにシャルちゃんの「艦を停めて」という声が響く。はやてちゃんはルキノにすぐに指示。モニター越しのクロノ君たちにも聞こえているから、“クラウディア”と“アガメムノン”も停止するよう指示を出している。
『ここから先の山脈、空間の歪みのある場所がレスプランデセルの円卓。魔術による結界が張られてる。私が消しに行くから、それまで待ってて』
シャルちゃんの念話が私たちにも届く。はやてちゃんは『うん、お願いするわ』と返して、クロノ君たちにも待機をお願いする。シャルちゃんは右手をヒラヒラ振りながら「ちょっと行ってくるね♪」って軽く言って、ブリッジを後にしようとしたとき、ブリッジにアラートが鳴り響く。
「前方より魔力反応! 数は・・・100を超えています!」
「後方よりさらに強力な魔力反応! こ
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