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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
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というのには賛成。
「じゃ、なのはとレヴィで、マルフィール隊の相手をしてもらうね」
レヴィの提案を通す。まぁディアマンテはなかなか前線に出ないようだしね。出てきたら私が相手をしてあげればいいか。“真技”を使えば一気に決められるはずだ。
「エリオとキャロはグラナードになるけど」
「あ、はい。僕もそのつもりですから」
「わたしもそれでいいです。エリオ君のサポートは任せてください!」
グラナードはもうエリオしか見ていないし、エリオ以外の相手は認めないだろうから、2人に任せるしかない。
「さて、スバルとティアナは・・・」
スバルとティアナに視線を送ると、2人は強く頷いて応えた。私もそれに頷いて、2人に頑張るように言外に告げた。そして最後に・・・・・
「フェイトは当然、ルシルの相手をしてもらう」
「うん。判ってる。私がルシルと戦う。これだけは誰にも譲れないから」
フェイトがルシルから貰った指環を眺めながら強く決意する。現状のルシル相手ならフェイトでも十分倒せるはずだ。たとえレヴィとヴィヴィオと戦った時のように、少し力を取り戻したとしても、今のフェイトなら互角に渡り合える。
「で、私が魔術師、トパーシオ、ディアマンテの相手をする。でもこの対戦カードは絶対じゃないことは忘れずに。場合によっては集団戦になることもあるから、そのときはお互いをサポートしつつの戦闘をお願い」
向こうが集団戦を仕掛けてきたら、下手に相手に固執すると足元をすくわれるかもしれない。その時は、誰もがみんなをサポート出来る戦術でいかないとね。
「シャルちゃん。その、3人を相手に1人で大丈夫・・・?」
「ん? たぶん大丈夫」
SSSの魔力と限定解放した“キルシュブリューテ”による真技。魔族1体につき1回の真技。
「十分勝算はあるから、心配はいらないよ、なのは」
身体能力と扱える魔力と魔術は、JS事件当時より少し上な私。上層の“幻想一属”はもちろん中層の魔人メノリアでも勝てる。
『八神部隊長。オムニシエンス軌道上に到着しました』
“ヴォルフラム”の会議室にアナウンスが流れる。
「これで決着がつくかもしれん大事な一戦や。そやから部隊長としてひとつ命令する。絶対にみんな、無事にここに戻ってくること。相手は一筋縄にはいかん連中ばかりや。無茶はせんように。助けが必要なときは遠慮なんてせずにすぐ連絡。ええか?」
はやてが立ち上がって、私たちを見回しながらそう言った。私たちも強く頷いて「了解!」と答える。大丈夫。私がみんなを護りきってみせるから。
「アガメムノンに通達。ヴォルフラムに続いてオムニシエンスに降下。そしてクラウディアと合流した後、テスタメント拠点と思われる地区に進行」
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