暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep27-Aアドゥベルテンシアの回廊 〜First Battle Line 1〜
[1/11]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
†††Sideシャルロッテ†††

『特務五課の部隊長、ウィリス・ジープスター三等空佐です』

「特務六課・部隊長、八神はやて二等空佐です」

『あのJS事件を解決に導いた八神二佐と、その部隊と同じ任務に就けることを光栄に思います』

「あ、ありがとうございます・・・」

これから一緒に“オムニシエンス”へ向かう仲間となる五課の部隊長と、はやてが挨拶を交わしている。ジープスター三佐はセレスの昔馴染みの側近らしくて、かなり出来る武装隊員らしい。
挨拶も終え、今回の任務の打ち合わせも終えたところで、ようやく“オムニシエンス”への出立となる。

「――そういうことで、レジスタンスの逮捕はそちらに一任することになると思います」

『了解しました。それに関しては任せてください』

通信が切れ、はやてはどこか疲れたような表情を見せた。そうして私たちの乗る“ヴォルフラム”と、五課の旗艦LS級“アガメムノン”は、“オムニシエンス”へと針路をとった。“オムニシエンス”へと向かっている最中、私はみんなに“カートリッジ・シャルロッテ産(産地直送)”の説明をもう1度する。

「それじゃ昨日のおさらい。私の魔力が充填されたカートリッジは、1発ロードするだけで結構な力が出る。だから連続ロードは避けてほしいけど、もしやるなら最大3発まで。デバイスどころかみんなの身体やリンカーコアにどんな影響が出るか判んないから」

手に取った1発のカートリッジを親指で上に弾き飛ばして、そしてキャッチ。カートリッジを指の上でクルクル回しながら説明を続ける。ていうか痛ったぁ〜、親指の爪が(泣)
カッコつけ過ぎた。気を取り直すために1度コホンと咳払いっと。

「ロードしたカートリッジの効果時間は、使う魔法の消費魔力によって様々。でもフルドライブやリミットブレイクの時は、当然短くなるから気を付けてね。レイジングハート、バルディッシュ、レヴァンティン、グラーフアイゼン、マッハキャリバー、クロスミラージュ、ストラーダ。あなた達も気を付けて。決して無茶はしないように」

両手を腰に当てて前屈みになりながらみんなの相棒(デバイス)に語りかける。すると“レイジングハート”やみんな、無口な“バルディシュ”でさえもちゃんと応えてくれた。

「よし、良い子たちだね。さて、後は向こうの出方次第だけど、誰がどの幹部と戦うかを決めよっか。それでいいかな、はやて」

「ええよ。そこんところはプロのシャルちゃんに任せるわ」

「ん、ありがと♪」

部隊長なはやての許可も取った。

「と言っても、それぞれ因縁のある連中ばかりだし、今さらな気もするけどね」

そうなのだ。どういうわけか“テスタメント”の幹部のほとんどが六課の前線組と繋がりを持つ。偶然かそれとも必然
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ