暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep26眠り姫の目覚め 〜Xwelia〜
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「シャルさん、もう帰っちゃうんですか・・・? わたし、もう少しシャルさんとお話しして遊んで・・・わたしの成長見てほしかったです・・・」
『そっか。シャルロッテさん、もう帰っちゃうんだ。すごく残念だけど、仕方ないんだよね』
「ま、私は帰るけど、ルシルは残る予定だから、おもてなしはルシルにやっちゃって。ていうかルシル“で”散々遊んじゃっていいからさ♪」
ルシルは絶対残す、今度こそ。そして散々みんなを悲しませた罰を償わせる。フフ、遊ばれる、という形でね。
「あれ? ルシルさんって、ヴィヴィオのお父さんのことだよね?」
「あ、うん。本当のじゃなくて、言い方は悪いけど形としてのパパ。だけど、それでもわたしの大切な、すごく大好きなルシルパパなんだ」
ルシル。今のヴィヴィオの言葉、あなたに聞かせてやりたい。
「お待たせしましたぁ」
「もういいの?」
「はい。帰ってきたらゆっくりと話せますから」
スバルが戻ってきたことで、本局に帰る支度をする。そろそろ本局に帰らないといけない時間になったから。
「そっか。そんじゃそろそろ行こうか」
騎士カリムたち教会組とヴィヴィオたちに見送られながら教会を出る。
「シャルさん」
「ん?」
ヴィヴィオに呼び止められて振り返ると同時に、ヴィヴィオが抱き着いてきた。5年前と同じ。お別れの前の最後の抱擁。
「元気でね、ヴィヴィオ」
「シャルさんも。お元気で・・・いってらっしゃい」
「うん。いってきます」
こうして私たちは、ヴィヴィオ達に見送られながら教会本部を後にした。
†††Sideシャルロッテ⇒なのは†††
シャルちゃん達が教会に行っている間に、“テスタメント”に関する情報を纏める私とフェイトちゃんとはやてちゃん。
『でも、これって結構まずいことだよね』
念話で2人に話しかける。
『そやな。ひょっとしたら管理局最大の危機かもしれん』
『オムニシエンスがテスタメントの拠点。そうなると、オムニシエンスの管理を行っているミュンスター・コンツェルンは・・・管理局の敵・・・』
最悪の展開が脳裏に浮かんで気が気じゃない。“ミュンスター・コンツェルン”は、時空管理局の運営に必要な資金の大半を賄う出資者だ。その“ミュンスター・コンツェルン”が“テスタメント”と通じていて、本格的に敵対するとなると・・・。
『圧倒的に管理局は不利。下手すると経済攻撃を受けるかもしれへん。そうなると当然・・・』
『外からじゃなくて中から瓦解する、だね。艦船製造もデバイス製造も、ミュンスターの系列会社がやっていることだし。もし持久戦に持ち込まれたら、テスタメントとミュンスターの勝利は不動になるよ』
“ミュン
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