暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep26眠り姫の目覚め 〜Xwelia〜
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気からしてホント変わり過ぎ。

「それにしてもホント変わったね、ルーテシア」

『前はよく言われました〜♪』

頭の後ろを掻きながらテレ笑いなルーテシア。

『そうそう。シャルロッテさん、こっちに来る予定とかある? 来てくれたらサイコーのおもてなしで歓迎しますよ♪』

「あ! その時は手合わせお願いします、シャルさん!」

目をキラキラさせてるルーテシアとヴィヴィオ。私が今日でお別れであるということを教えようとするけど・・・。

「「あの、シャルロッテさんは・・・」」

「お強かったりするのですか?」

そんなヴィヴィオの様子を見た友達のコロナとリオ、そして少し遠慮気味なアインハルトが、私の強さとかに興味があるのか、そんな疑問を私たちに投げかけてきた。3人の疑問に苦笑するティアナ達。その苦笑の意味は何かなぁ?

「シャルさんは強いよ。なのはママやフェイトママより強いし」

「「「えっ!?」」」

ヴィヴィオの返答に、それはもうビックリするヴィヴィ友トリオ(ヴィヴィオの友達3人の略)。そんな怪物を見るような目をしないでね、ホント傷つくから。それに、なのはとフェイトも結構なモンスターだよ、私から見れば。

「エリオ君も昨日シャルさんと模擬戦して・・・ね?」

「あはは。改めてシャルさんの凄さを思い知ったよ」

昨日の模擬戦を思い出したのかエリオがどことなく沈んでる。十分奮戦したからそんな沈むことないと思うんだけど、というか胸を張れエリオ。

「あ、あの、それなら私も手合わせをお願いします!」

アインハルトがノリ気だ。じゃなくて闘る気だ。うわぁ、この子もすごい目がキラキラしてる。あれ? この子・・・バトッ娘?

「え〜っと、ごめんね。もしかしたら今日で帰るかもしれないんだ」

ヴィヴィオとルーテシアは、私の言っていることが解ったのか唖然。でも解らないヴィヴィ友トリオは首を傾げて???状態。

「私の過ごす世界ってなかなかこっちに戻って来れない管理外世界だから、一度ミッドを去ると会えないんだよ」

ちょっと苦しい嘘。管理外世界と管理世界の繋がりはまず無い。あったとしても少ない。だからこそなんとか通じる嘘。するとアインハルトは「そうなんですか、少し残念です」と言葉とは裏腹に心底残念がる。

「相手してあげたいのは山々だけど、今からすぐに管理局の仕事だし。ホントごめんね」

「あ、いえ、そんな。こちらこそ無理を言ってすいません」

「いやいや、ご期待にそえないでごめんね」

「そんなそんな、お気になさらないでください」

何故かごめんなさい合戦が勃発。こうなるとなかなか止まらなくなるんだよね、経験からして。それを止めるようにヴィヴィオがかなり悲しげな顔で口を開く。

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