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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep26眠り姫の目覚め 〜Xwelia〜
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茶を飲みながら、イクスヴェリアに施した術式の成功を報告。騎士カリムは「そうですか。それは何よりです」と本当に綺麗な微笑みを浮かべた。それから他愛もない世間話をしていると、扉がノックされてシスターシャッハが扉を開けると、そこにはセインが居た。

「シャルロッテ。イクスが会いたいって言ってるから、会ってあげてほしいんだけど・・・」

騎士カリムに視線を向けると、彼女は「どうぞ、行ってきてください騎士シャルロッテ」と微笑んだ。私は「一度失礼します」と断りを入れてから、またイクスヴェリアの部屋に向かう。着いた時にはスバル以外が廊下にたむろしていた。

『シャルさん。たぶん魔術の話になるかもしれないので、あたし達は少し席を外しておきます』

ティアナの配慮に『ありがと、助かるよ』って感謝しつつ、私だけでイクスヴェリアの部屋に入る。視界に入るのは、ベッドの上で上半身を起こして座るイクスヴェリア。そしてベッドの傍らの椅子に腰かけるスバル。

「イクス。この人がさっき話した、イクスを治したシャルさん。『あの、シャルさん。イクスにシャルさんが魔術師であること教えてしまいました・・・。その、どう治療したのかとか聞かれたもので、すいません・・・』」

『あはは、う〜ん、まぁそれは気になるでしょうね。何せ眠る前に治療不可で、いつ起きるか判らないって聞かされたんでしょ? それなのに、治療されて目覚めることが出来た。どういう経緯でそうなったのか知る権利はあるよ、イクスヴェリアには。だから気にしないで、スバル』

現代の医療技術じゃ治せない。それなのに目覚めることが出来た。ならどうやって治療したか、なんて気にならない方がおかしい。まぁヴィヴィオの友達には強引にでも納得してもらわないといけないけどね。

「はじめまして、イクスヴェリアと申します。スバル達と同じ時間を過ごす未来を授けてくれたこと、感謝してもしきれません」

可愛らしい声と年相応じゃない丁寧過ぎる態度。う〜〜ん、こうもっと子供らしい仕草を見てみたい。

「うん、はじめまして。シャルロッテ・フライハイトです。うんうん。寝顔からして可愛かったから、こうして話すとさらに可愛いなぁ♪」

「え? あ、あの・・・ありがとうございます・・・?」

そうそう。そういうテレた感じ(何故か疑問符な感謝)がとってもキュート。

「いえいえ。あっとそうだ。イクスヴェリア、どこかおかしいところ無い? 術式は成功したから問題ないはずなんだけど、気付いたことがあったら言って」

スバルが譲ってくれた椅子に座りつつ、イクスヴェリアの様子を見る。

「はい。変なところ、と言うのでしょうか。そういうのはありません。すごく身体が楽なんです。今すぐにでも出掛けられるような、そんな感じです」

両腕を軽
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