暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep25シャルをおバカさんと思う人は挙手 〜Interval 4〜
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いたのか、スバルとティアナは苦笑しながら、私の疑問に答えてくれた。

「ギン姉たちに相談してみたんです。お父さんやギン姉なら、お母さんとでも戦うかどうか。まあお父さんは魔導師じゃないから戦うとは少し違いますけど、でもギン姉は・・・」

「戦うって?」

「はい。ギン姉は、“私は母さんの、テスタメント”の真意を知りたい。そのために戦わないといけないのなら、私は母さんとでも戦う”と言ってました。あたしも知りたいんです。お母さん達のことを。だから・・・」

「もう逃げているだけじゃダメだと。向き合わないとダメだと。そう思ったんです」

2人の目には今朝までの迷いの色は無い。あるのは向き合う覚悟と戦う決意の色。

「なるほど。良い目だよ2人とも。答えは、そうだね〜。たぶんだけど魔族持ちじゃない。何故なら昨日も言ったように魔族との融合は、戦力を得る代わりにアイツらの存在する証“想い”を削っていく。クイントさんとティーダは、きっとあなた達の成長した姿を確認することも目的に入れてるんだと思う。次いで管理局の改革。それだったら魔族なんて要らないでしょ?」

全ては私の推測でしかない。だけど、これで間違いないという確信もあったりする。親が子と戦うのに、魔族なんていう反則は必要ない。それを聞いた2人は深く考え始めて「ありがとうございました!」とお礼を告げてから自分のデスクに戻って、また考え込み始めた。
気が付けばカートリッジへの魔力充填も三分の一が終了。やっぱり黙々とこなすより、誰かと話している方がずっと早く終わる。そして話は私の、今日の教会でのセインとのやり取りになった。

「――でさ、セインってば私がバカだって言うわけ。失礼しちゃう。ねぇ?」

「は? だってセインの言う通りお前バカだろ?」

ヴィータがどこからともなく私をバカ呼ばわり。シグナムも自分の席で頷いてるし、レヴィすら「やっぱり」って、やっぱりってなんだコラーーーッ!!

「ちょっと待って! どうして私がバカなわけ!? それはまぁバカ騒ぎはするけど、それイコールバカってことはないんじゃない!?」

「いやぁ、判んねぇぞ。はやてー、シャルロッテの学校の成績ってどうだったー?」

「シャルちゃんの成績? なのはちゃん、フェイトちゃん、どうやったっけ?」

「えっと、小学校の時はそんなに悪くは無かったよ」

「中学の時だと理系以外はほぼ全滅だったけど、うん、悪くなかったよ」

「それは悪い分類だろ」

くぅ〜、バカにしてぇ〜〜〜。

「ちょーーーっと待った! 私はこれでも生徒会の役員、しかも会長になったことだってあるんだよ!」

この3千年の間の契約の中には、学校生活と魔術のお仕事を両立するのがあった。その中で高校の生徒会会長にもなったんだよ
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