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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep25シャルをおバカさんと思う人は挙手 〜Interval 4〜
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のじゃない。

「いいよ、その友達を連れてきても。って、私が許可していいのか判らないけど・・・。その辺りはシスターシャッハにでも確認しみて」

そう答えるとヴィヴィオは可愛らしい笑顔を浮かべて元気よく「ありがとうございます!」とお辞儀してから、ものすごい速さでメールの文字入力を再開。ニコニコしたヴィヴィオを高町家のハウスキーパーであるアイナさんに預けて別れる。
その後、私たちは本局へと戻った。本当ならチンクとかにも挨拶しに行きたかったけど、向こうは仕事中だし邪魔するわけにもいかないということで断念。まぁ、近いうちに連絡でも入れよう。

「ただいまー!」

六課のオフィスに入ると同時に右手を上げて挨拶。するとみんなが「おかえりなさい!」って返してきてくれた。すごく嬉しかった。5年前は“ただいま”って言えなかったから。それから、私に用意されたデスクへと向かう最中にスバル達が物凄き勢いで駆け寄ってきた。

「「「「シャルさん! イクスを治せるって本当ですか!?」」」」

オフィスに響き渡るスバル、ティアナ、エリオ、キャロの4人の声。至近距離で4人の音響口撃を聞いた私は軽く意識が遠のいた。何とか意識を繋ぎとめて、教会での出来事を話す。

「イクスが・・・起きる・・・よか・・・た・・・よかったぁ・・・」

イクスヴェリアが目覚めると知って、スバルが泣き出した。イクスヴェリアの記憶を見た時、スバルが最もイクスヴェリアと親しく近かった存在だ。
そして明日朝早く教会に行くことを、はやてに許可を取る。喜び合っていた4人だったけど、エリオだけがまじめな表情になって私のところに残った。

「・・・シャルさん。僕はいつでも良いですよ」

「ん。私も調整が終わったし、早速やろうか。はやて、場所取り大丈夫だった?」

エリオとそれなりに本気な模擬戦をするため、はやてに場所を用意してくれるように頼んでおいた。するとはやては部隊長のデスクから手を振りつつ「第2に、30分だけなら取れたよ」と笑顔を浮かべた。

「30分。うん、十分! ありがとね、はやて!」

「これくらい、どうってことないよ!」

一応エリオの戦闘に関しては映像で確認済み。それでも実際に戦ってみたい。何せエリオは、出力リミッター付きとはいえフェイトを負かしたことがあるらしい。そこだけを聞けば、グラナード・フォヴニスペアと渡り合えるだろう。だけど、グラナード達と戦える術を手に入れたとしても、エリオはフォヴニスの威圧感に押される嫌いがある。それを克服しないと、勝てる戦いを落とすことになりかねない。

(すっごい楽しみだなぁ、エリオと戦うの)

そして個人的な目的。あの小さかったエリオが、私相手にどこまで付いてこられるか、それを確かめてみたい。

「よし! そ
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