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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep23反撃開始!のちょっとその前に・・・ 〜Interval 3〜
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「我が言の葉は幻想紡ぐ鍵」
それはまるでルシル君の“我が手に携えしは確かなる幻想”という呪文のようだった。シャルちゃんがそう告げた後、シャルちゃんの手元には冬モノらしい服があった。見憶えのある服だ。それもそのはず。
「これ、なのはが私にくれた誕生日プレゼント。すごく大事にしてるんだよ。でもごめんね、あまり着る機会が無いんだ」
5年前に私がシャルちゃんに贈った誕生日プレゼントの服だった。白のワンピースに黒のパーカー。少し厚手だから、今のミッドなら十分暖が取れるはずだ。そそくさと私が貸していたパジャマを脱ぎ始めたシャルちゃん。そういうことが出来るなら、どうして昨日から使わなかったんだろう?
「フンフ〜ン♪っと、どしたのなのは?」
「ほぇ?」
いきなり声を掛けられて、そんな声を出してしまった。考え事してたから気付かなかったけど、さっきから私、着替えてるシャルちゃんから視線逸らしてなかった。うわぁ、同性とはいえまじまじと着替えを見てたなんて・・・これは恥ずかしい。
「あ、ううん。何でもないよ・・・」
顔が熱くなるのが自覚しながら目を逸らして言うと、シャルちゃんは「変ななのは♪」って笑いながら服を着出した。
それから私も着替えて、朝食の時間までシャルちゃんと話す。昨日の夕飯やお風呂、眠る前に話せなかったこと。シャルちゃんがあれからどういうことをしてきたのか、とか。
シャルちゃんとルシル君は、テルミナス撃破という偉業を成したことで、積極的に“アポリュオン”との戦いに参加することになったって。でもそんな戦いの中でも、心落ち着ける契約もあったみたい。その度に私たちのことを思い出してたって、シャルちゃんは少し恥ずかしそうに教えてくれた。
「でも嬉しいよ、シャルちゃん。そっか、それだと私たちは光栄に思わないといけないんだろうね」
ある意味神様なシャルちゃんにそこまで想われる私たちって何気に凄いのかもしれない。
「ん〜〜どうだろ? なのはがそう言ってくれると嬉しいんだけどね」
シャルちゃんは苦笑した。朝食の時間になって私とシャルちゃんは食堂に向かった。そこで紹介される六課の隊員たちにシャルちゃん。隊員の中にシャルちゃんのファンクラブメンバーが居たことでそれはお祭り騒ぎになって、シグナムさんが鎮圧(物理的)なんてことになった。大変だったけど、それでもやっぱり楽しいという感情の方が遥かに上だった。
†††Sideなのは⇒シャルロッテ†††
なのはやレヴィと一緒に、久しぶりにミッドの地・首都クラナガンに降り立った。本当ならフェイト達も一緒の方が嬉しいんだけど、さすがに全員では無理だった。それにしてもこのミッドの空気。まさかもう1度吸うことが出来るなんて思いもしていなかった。これはルシルに最大の
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