暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep22教えて! 剣神シャルせんせー!! 〜Interval 2〜
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キャロ、そんなことはないと私は思うよ。どうしても戦いたいって言うんなら、フリードかヴォルテールを召喚して。あの子たちなら、それなりにエリオを支援攻撃が出来ると思うから」

そう言うと、エリオとキャロが「あっ!」と何か大事なことを思い出したかのように声を上げた。そしてエリオが「もう1つ聞いておきたいがありました!」と立ち上がった。どういう質問なのかは判るから、先にその答えを口にする。

「どうしてフリードの攻撃がラギオンに通ったのか、だよね。答えは簡単。フリードが、というよりは、フリードの祖先が元は魔族だから」

この答えには全員が「え?」と抜けた声を出した。それもそうか。まさか身近に魔族の血を受け継ぐ存在が居たなんて想像することも無いから。特にキャロとエリオの2人が一番思考が追いついていないみたいだ。

「さっき説明したよね。魔族の種類には獣型の魔獣属があるって。フリードやヴォルテールのような竜はね、魔族・魔獣属・竜種って分類に入るんだ。ルーテシアの白天王、地雷王、ガリュー。あの子たちも元は魔族がこの表層世界に留まって棲みついた遠い祖先の末裔。だから少なからず神秘を有している。だからラギオンに攻撃が通った」

初めてこの世界でフリードのような竜種を見た時の私が受けた衝撃はすごかったなぁ。まさか竜種が現代の表層世界に棲みついて、しかも生態系に組み込まれているなんて、それはもう驚いた。

「そ、そうなんですか・・・?」

キャロは肩に乗っているフリードの頭を撫でる。エリオもまたフリードの背を撫でて、深く考え込み始めた。いきなりの話にそりゃ驚くわ。普通なら知ることの無い事実。それを知る機会を得たエリオとキャロは幸せなのか否か、それを決めるのは2人だ。

「でも、1つ忠告。フリードの攻撃じゃラギオンは倒せてもフォヴニスは倒せない。ヴォルテールでやっと決定打といったところね。まぁ私の神秘を宿したエリオの一撃なら、もっと簡単に決定打を与えられると思うけど。そこのところはエリオとキャロで決めてね」

ということで会議はこれにて終わりとなった。時間は気付けば夜の7時過ぎ。肉体じゃないから空腹は感じない。だけど何か食べたいなぁ。

「他の六課メンバーには明日紹介するな。と言ってもシャルちゃんは有名人やし、そんなことせんでもええと思うけどな」

というのは、はやての言。私ってばまだ人気者らしい。確かに本局に着いてからというもの視線をヒシヒシと感じてたけど。まぁ好かれているんだから悪い気はしない。うん、しない。んでもって今日はここで解散。“ヴォルフラム”ってはやての艦(船持ちって凄過ぎ)の居住区へ移動開始。

(さてと、今日と明日で調整を終えないとダメだね〜っと)

それまでは、はやて達には悪いけど“テスタメント”との交戦を待っ
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