暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep22教えて! 剣神シャルせんせー!! 〜Interval 2〜
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「すまないなノーチェブエナ」

「いや、気にするな。それではマスター、失礼します」

リインフォースはハーデに一礼し、転送装置に入り姿を消す。ルシリオンは自分のペアであるリインフォースを見送り、再びハーデに向き直った。

「マスター権限発動」

その言葉が発せられたと同時にルシリオンの瞳から光が失せる。直立不動のまま佇むルシリオンに、ハーデは口を開く。

「ルシル。シャルロッテに関する詳しい情報を教えてください」

†††Sideシャルロッテ†††

「うん、美味しい」

リインが淹れてくれた何度目かのお茶をじっくり味わって飲む。それにしても5年で変わるものは変わるものだ。私は少し離れた場所で集まっている5人の姿を見つめる。

(ふふ、またこうして逢えるなんてね〜)

エリオは背もグンと伸びて、どこからどう見ても一人前の男の子。キャロは・・・少し残念な部分(身長とか)もある。だけど本当に可愛らしい女の子になった。スバルとティアナも5年でビックリするほど大人びた。
そして一番信じられないのがレヴィ。初めて会った時は全然判らなかった。だけどすみれ色の砲撃を見て、あのレヴィヤタンだってようやく判った。しかも砲手から拳法使いにジョブチェンジ。だというのに砲撃も健在。厄介この上ない。

「ふふ」

あの子たちの凄まじい成長ぶりについ笑ってしまった。すると「どうしたの?」ってなのはが聞いてきた。見られていたみたい。

「5年ってすごいなぁって。スバルとティアナは凛々しくなったし、エリオはカッコよくなったし、キャロもさらに可愛くなったし。んで、なのはとフェイトとはやては・・・」

一度区切って、なのはとフェイトとはやてをゆっくり観察。ジロジロ観られるのが恥ずかしいのか、なのはは身体を抱いて「な、何かな・・・?」ってちょこっと引いた。フェイトとはやても私の視線に気付いたのか私の方に振り向く。

「老けたね」

だから私はそう一言、ポツリと呟いた。

「「「酷っ!」」」

おお! 綺麗な具合に声がダブった。

「老けたって、女の子に言うようなセリフじゃないよ!」

「見られとったかと思ったら、いきなり酷いこと言うなシャルちゃん!!」

「まだ24歳なんだよ私たち! それなのに老けたって・・・!」

私に詰め寄ってくる親友s。まずった。口にする言葉を間違えた。

「えっと、大人びて綺麗になったねって言おうとしたんだけど、つい老けたねって・・・」

「大人びたと老けたって全然違うよ」

半眼で見てくる(ちょっと怖いよ、マジで)親友sについ気圧されて、椅子に座ったまま後ずさる。するとなのはがいきなり抱きついてきた。私はもちろんその突然さに驚いて、身体に無駄な力が入る。

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