暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep21テスタメントの真実 〜Incarnation of desire〜
[10/12]
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
六課メンバー。特にフェイトはその中でも呆然としていた。いち早く復帰したなのはが「でも待って。平行世界云々というのはどうしたの?」と尋ねる。
「魔界に、ここ次元世界における平行世界なんて概念は通じないよ。魔界は単一だからね。どの次元世界のどの時代なんて全然関係なく繋がっている」
そう説明してからシャルロッテは「解らなくても別にいいから、深く考えないで良いよ」と付け足した。
「さてと。それじゃあフェイト、お待たせ。ルシルのことを話そうか」
テーブルに頬杖をついてニヤニヤしながら、シャルロッテはフェイトにそう告げた。フェイトは「う、うん。お願い」と少し頬を紅潮させて小さく頭を下げる。
「くっそぉ〜! ルシルの奴、フェイトにこんだけ想われて・・・幸せ者め!!」
そんなフェイトを見たシャルロッテはバンバンとテーブルを両手で叩く。
「でもま、フェイトも結構な幸せ者なんだよ」
シャルロッテが急に真剣な面持ちでそう言ったので、フェイト達は息を飲んでその続きを待つ。
「ルシルもね、あれからずっとフェイトを想っていたんだよ。ここ3千年、ルシルはいろんな契約を受けて、いろんな世界で戦ってきた。その中で、ルシルのことを好きになる娘も当然出てくる。だけど、ルシルは残らなかった。何故だか判る?」
「えっと・・・」
「ルシルは、もう逢うことの出来ないフェイトを忘れられなかったから。ルシルはいつもフェイトを想ってた。ある契約で一緒になって、私と結婚したときもそう。話すことはこの世界での思い出。まぁ私もこの世界での10年は最高だったからそういう話は好きだったけどね」
シャルロッテから語られるさらなる驚愕話。シャルロッテとルシリオンが結婚していたことに、六課メンバーはまた呆然となった。そして今度はヴィータがいち早く復帰。
「お前、セインテストと結婚したのかよ!?」
「まあね。って、言っておいてなんだけど、そこは今関係ないんだよねヴィータ。コホン、それは置いといて・・・。え〜っと、何が言いたいのかというと、ルシルは今でもフェイトを想ってる。だからフェイト。ルシルはあなたが救ってあげて、今度こそ」
フェイトの真正面まで来てそう告げた。フェイトは「うん!」と強く頷いた。
「そんじゃ、何故ルシルと私が再びこの世界に来たのかを説明するね。まずはルシル。ルシルが不完全な界律の守護神テスタメントってことは憶えてる?」
シャルロッテの問いに各々頷いて応える六課メンバー。
「ん。で、不完全だからこその問題というのがあるんだけど。その内に1つによって、ルシルは今この世界に来ている。それが、界律による契約召喚じゃなくて、人間による対人契約召喚」
「対人契約召喚?」と首を傾げる面々。
「うん。世界
[8]
前話
[1]
次
[9]
前
最後
最初
[2]
次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]
違反報告を行う
[6]
しおりを挿む
しおりを解除
[7]
小説案内ページ
[0]
目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約
/
プライバシーポリシー
利用マニュアル
/
ヘルプ
/
ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ