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魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep21テスタメントの真実 〜Incarnation of desire〜
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違うけどね。まぁ弱い方なのは間違いないよ。大戦時では雑兵も良いとこの戦力だった。戦力になったのは下層と最下層の魔族だけ」

「そんな・・・」

「マジかよ・・・アレで弱いってのか・・・」

エリオにそう答えるシャルロッテ。実際に戦って負けたからこそ信じたくない事実。シグナムとヴィータとアギトも同じ思いだった。ゼルファーダやフォヴニスやラギオンは、シャルロッテたち過去の魔術師たちにとっては視界にすら入らない雑魚。その雑魚に撃墜された自分たち。それがあまりにもショックだった。

「でもなのはとフェイトを苦戦させた悲哀の天使メノリア。アレは確か中層の魔人。数いる魔人の実力はピンキリだけど、メノリアは魔人の中では中位に食い込める実力者だったはず。正直戦って生き残ることが出来たなのは達は奇跡だよ。本当に良かった・・・」

シャルロッテがなのはとフェイトを見ながらそう言った。

「・・・続き行くね。えっと、魔族を召喚するにはいくつか必要なモノがあるんだ」

シャルロッテは指を立てていく。

「1つは魔界と魔族の存在を知る知識。1つは魔族召喚術式。1つは魔力。そして最も重要なのが、魔界と繋がる唯一の世界、ギンヌンガガブ。魔族を召喚するには、ギンヌンガガブという世界が必須なんだけど。もしかしたら、そのオムニシエンスという世界がそうかもしれない。信じたくないけど」

「・・・判った。オムニシエンスの事に関しては僕に任せてくれ。すぐにチームを編成してオムニシエンスを再調査させる」

「僕も行くよ」

クロノとユーノが立ち上がり、会議室を後にしようとする。シャルロッテは、クロノとユーノの背中に「お願いね。でも無茶も無理もしないように」と告げた。クロノは振り向かず手を挙げ振るい「任せておけ」と答えた。そしてユーノは「帰ってきたらもっと話を聞かせてくれると嬉しいな」とシャルロッテに微笑みかけた。
人は会議室を後にし、それぞれ“オムニシエンス”の調査に必要な準備を始めた。

「・・・・テスタメントの強さの正体は魔族ってことでええんやな」

「そうね。でもいくら何でも魔族と融合するなんて正気の沙汰じゃない。武装形態(あんなこと)を続けていたら絶対に心が壊れる・・・!」

シャルロッテが「信じらんない」と溜息を吐く。

「フライハイト。魔族を武装するなんて出来ることなのか?」

「普通は不可能。でも幹部たちには肉体が無い、殉職した局員って言うのは間違ってないかもね。実体があるように見えるけど、実際は亡霊なんだもんアイツら。だから理論上は可能になる。だけどさっき言った通り正気の沙汰じゃないし、続けたら壊れる。間違いなく、ね」

「そうなのか? しかし亡霊・・・か」

シグナムが、そしてヴィータやシャマルにザフィーラ達
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