暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのはANSUR〜CrossfirE〜
Ep21テスタメントの真実 〜Incarnation of desire〜
[5/12]

[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話
日。再びミッドに現れたテスタメント幹部・カルド隊とルシル君とリインフォースさん。南部海上で、はやてちゃんとリインがルシル君とリインフォースさんと交戦するけど・・・」

「リインフォースのことで動揺してもうてな。墜とされてしもた」

「面目ないです」

はやてとリインフォースUが気まずそうに微苦笑を浮かべる。

「そして北部の廃棄都市区画で、カルドとカルド・イスキエルド、カルド・デレチョのカルド隊と交戦」

「しかし私とヴィータ、カローラは為すすべなく撃墜された」

「・・・みたいね。この場合は仕方ないよシグナム。相手が良くない。それでセレスは大丈夫だったの?」

「あ、さっき会いましたよ、カローラ一佐と。少し休暇を取るそうです」

エリオが答える。シャルロッテは「無事ならいいや」と安堵の息を吐いた。

「その他の管理世界にもアグアマリナ、アマティスタが出現。しかも2人の正体は、スバルの母親クイント准尉と、ティアナの兄ティーダ一尉なんや」

スバルとティアナが俯く。

「テスタメントの幹部たちは、かつて管理局に勤めていて、そして殉職した局員みたいなんだ」

「実際、カルド隊の3人とグラナードは、オーレリアで認めとるしな」

なのはとはやての言葉と同時に映し出される幹部たちの生前のプロフィール。シャルロッテは「死者・・・亡霊・・・スヴァルト式かウトガルド式よね」とブツブツと考え事をしている。

「これが私たち特務六課設立までの経緯や。妙な技や武器、再誕神話に出てくる帆船スキーズブラズニル。シャルちゃん、ここまでで何かあるか・・・?」

「まぁ、大体のことは理解したよ。なるほどね、敵の正体はそれなりに判った」

はやての問いにシャルロッテがそう答え、この場に居る全員の雰囲気が緊張感に染まる。シャルロッテは「ふぅ」と一息ついてから、ゆっくりと口を開いた。

「まず、敵に魔術師が居るのは確定。それもかなり厄介な最高位、王族クラスの魔術師がね。あと、どこの魔術師なのかも大体判明。サフィーロ、ノーツェブエナ、カルド、マルフィール、アグアマリナ、アマティスタ・・・。これは“連合統一言語”だね」

「連合統一言語・・・?」

ユーノが興味深そうに身を乗り出してシャルロッテに聞き返す。

「うん。大戦時に使われていた主要言語のひとつ。極凍世界ヨツンヘイムに属する連合世界、特に主要四世界においては共通の言語で、ヨツンヘイム語と言われてた」

シャルロッテもモニターを展開し、幹部たちの名前を並べて表示していく。

「幹部たちの名前の意味は、サフィーロはサファイア。カルドは薊。グラナードはガーネット。ノーチェブエナは聖夜。マルフィールはアイボリー。アグアマリナはアクアマリン。アマティスタはアメジス
[8]前話 [1] [9] 最後 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ