第8話 =シリカとの出会い=
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!?……47層…」
うぉい!?び、びっくりした…
まだ話は終わってませんよー…でも告げたら酷だけど告げなきゃな…
そう思う前にも少女は肩を落としていた。
安全マージンをとってあせっていたとはいえあの戦い。
おそらくこれ以上上の回は無理があるだろう…
「あの、ありがとうございます…情報だけでも十分です。いつかは、きっとそこまで……」
「…いつか、なんて悠長なことは言えないんだ…
蘇生にはタイムリミットがあるらしくて、3日以内に蘇生を行わないと、
「心」が「形見」に変化して二度と蘇生できなくなるそうなんだよ。」
言ってしまった…でも言わないといけないことだったんだよ…多分…
「そ、そんな……!」
やっぱりショック受けるよな…
大事な友達とあえる猶予が残り3日なんだもんな…
「…ちょっとまってよ…?」
そういえばモンスターがドロップしたけど女性ものだから俺は絶対に不可能、サチも装備できないってやつがあった気がしたな…
ユカは…大丈夫だろう、きっと。
いつも俺に勝ってるうざいやつだけどその分信頼も出来る。
「これがあればレベルが5〜7底上げできる…
俺らが一緒に行けば多分その、ピナ…を生き返らせてあげれると思うんだ」
俺が出したのは短剣『イーボン・ダガー』、そして防具『シルバースレッド・アーマー』
それをトレード機能でその少女に送る。
「…あの…なんで」
ここまでしてくれるんですか?だよな、質問って。
何でって言われたら…
「守りたいって思うのに理由は必要か?
そして君の友達を救えなかった罪悪感って言うのかな…それもあるからさ」
うっわ、かっこわるっ!!
恥ずかしい…けど…理由が見つからなかったから仕方ない…
顔を赤くしていると「プッ」と声が聞こえた。
どうやら笑いを我慢できず噴き出しているらしい…
「やっと笑ったな?…あぁもう、笑いたきゃ笑え!!」
「フフフっ…あの、ありがとうございます。あの……これだけじゃ全然足らないと思うんですけど」
足らないって…層思い見ると、ウィンドウの少女側のアイテム欄に、結構な額の金が入力されていた。
恐らく桁が半端な所を見ると、彼女の持つ全財産だと思う。
普通なら確かにこれだけではこのアイテムの相場とは到底釣り合わない。店で売ったほうがいい金になる。
でも…
「金はいいって。どうせ余り物だからな。売って消えるよりもっと友好的に使えるならそっちを俺は選ぶぜ」
「で、でも…」
「俺がいいって言ってるんだからいいんだよ」
「う…はい、分かりました」
意外と物分りがいいな…あの幼馴染なら絶対に引かないだろうけど…
うん、物分りのいい子は大歓迎だな。…ロリコンじゃねぇぞ?
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