暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン 守り抜く双・大剣士
第8話 =シリカとの出会い=
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単純だが威力はでかい。そのままゴリラはポリゴンとなりはじける。
残り2体!このまま蹴散らす!

「まだまだ!!断空剣!!」

おそらくHP満タンなやつらしいがそんなやつでもお構いなしなのが今の俺。
横になぎ払いそのままの勢いでジャンプしながら斬りあげる。
…よし、1列に並んだ!!

「雷神烈光刹!!」

いまだ少しひるんだままのゴリラを連続で斬りつけ、
うしろのゴリラもろとも通り過ぎ去るように駆け抜け斬りつける。
一種のソードスキルには属性が付くらしく今放ったソードスキルには「雷」らしい。
そして最後に残った2体もいっせいにポリゴンとなり弾けていった。

「…大…丈夫じゃ…なさそうだな…」

「…あたしを独りにしないでよ…ピナ…」

やっぱりショック大きいか…少女は地べたに座り込んで泣いていた。
俺、年下の知り合いなんていないからこういうときどうすればいいのかな…
…羽が落ちてる…さっきの使い魔の羽か?

「えっと…ごめんな、友達助けられなくて…」

「……いいえ…あたしの、あたしのせいですから……。助けてくれて……ありが、とう、ござ……」

と言われても、話すたびに涙が出そうになっててそれを必死に堪えてる顔みると
このままほっとけないんだよな…ていうか罪悪感が、な…
なんだこのネガティブスパイラルは…俺まで落ち込んできた…

「ね、ねぇ…この羽ってアイテムだったりするか?」

1枚だけこの場で残ってるっていうのは珍しい、ていうかほぼありえないことだからな…
奇跡かもしくは…これが必要な場所があるのか…
戸惑ったように少女が顔を上げてきた。
そら、いきなりこんなことをこんな場面で聞かれちゃそうなるか…
遠くじゃわからなかったけどこうしてみると髪は薄い亜麻色で、左右を赤い玉にリボンが付いた髪飾りで結んでいる。
顔立ちはやはり幼く俺たちに比べれば年は絶対に下だ。
こんな可愛ければ中層プレイヤーたちのアイドルにもなるわけだ。
その少女はゆっくりと、恐る恐る羽に触れ、半透明のウィンドウが開かれアイテム名が表示される。

「…ピナの…心…って…」

「ちょっとまって、泣かないでくれよ…心アイテムってどっかで…」

再び泣きそうになる少女をなだめる俺。
罪悪感半端ないって…確かに守れなかったけどさ…
心とついたアイテムをどっかで聞いた覚えがあるのでそれを心の中で復唱する。
心…心…

「あっ!!」

「ひゃぅ!?」

「あ、あぁごめんごめん…」

思い出した!!
確か52層クリアしたくらいにキリトが「47層の<思い出の丘>で使い魔蘇生アイテムが発見された」っていってたな…

「確か47層の<思い出の丘>って場所に蘇生アイテムが…」

「本当ですか
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