第五話 リリカルクエスト
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「最近畑を荒らしまわってる野生児がいるみたいでね〜捕獲にと〜」
「そいつ何処に居るんだ?」
「この先の村の畑に出没するの〜なんかちっちゃ生き物が好物なんだって・・・」
「んじゃミツキさん丁度良いの居るじゃん」
「あ〜!」
何かを閃いたミツキは・・・
「おい!何であたいなんだ!?」
「一番手ごろなちっちゃい生き物ってノアくらいだし〜」
広いところで使い魔ノアを吊るして囮にしようと目論むミツキ。
「大丈夫〜食べられちゃったらお線香の一本でも上げてあげるから〜」
「鬼〜!!「フカー!!」うぎゃああ!!」
そうして何かの影にパックンチョされてしまったノアするとミツキは力を使い凄まじい馬鹿力で吊り上げた。
「はい出しましょうね〜」
ノアを影の口から出すと・・・
「・・・やっぱりこいつだったか・・・何でこの辺に居るんだ?」
「お菓子のお姉ちゃんがお菓子の家を作ってるっていっていたのだ・・・じゅるるる」
力達の目の前に居たのはバーサーカー畢だった。するとミツキから畢に対してお話が開始された。
「わかった?」
「コクコク」
「じゃあ良かったら私たちと一緒に来ない?御飯だったらいくらでも食べさせてあげるわよ〜」
「行く行く」
ミツキの言った御飯という言葉に釣られたバーサーカー畢だった。
「で?こいつのレベルは?」
力が畢のレベルを見てみると・・・
畢・レベル99(MAX)
「ガーン!!」
ショックを受ける勇者力。
「まぁ良いところ紹介するから〜」
というわけで魔導師ミツキも同行しレベル上げにぴったりな場所に到着した。
回復の女神アルトの泉
「あの〜・・・何しに来たんですか・・・」
「レベルを上げたいんです!!」
泣きながら回復の女神アルトに頼みまくる勇者力。
「ここって!回復タダなんですよね!!」
「ええ・・・まぁ・・・」
勇者力の身勝手な言い分に一歩引くアルト。
「ていうか!!門番!どうした門番!!?」
その頃門番ユウは・・・
「どうせ毎度アテにされんだから労働するだけ損だよ」
などと言って門番サボっていた。
結果
「うおりゃあああああ!!」
散々回復の女神アルトをこき使いレベル上げに没頭する力。そして付き合いでミツキも付き合わされた。
倒されては無料回復をアテにされるので労働しているアルト。
(なに・・・この割に合わない労働・・・ユウの奴帰ったら覚えとれ!!)
等と思っていた。
「はぁ!!」
ミツキの火炎魔法がモンスターを一掃し全滅させた。
「ふぅ・・・何で私まで・・・」
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