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勇者指令ダグオンA's どっこい
第五話 リリカルクエスト
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「自ら敗北を認めた!!お爺ちゃんたまにははやてさんに反抗起こして勝ってみたらどうなんですか!!」

賢者楓の言葉に泣きまくっている力は・・・

「だから無理なのダメなのさだめなの!」

今まではやてに何度か反抗してみたが返り討ちに合い更に追い討ちをかけられたりはやてに攻撃を小指一本で止められたこともあった。

「お〜こんな所に勇者とはエエ度胸やんか?えええ!」

思いっきり勇者力を敵視する盗賊はやて。

その言葉に勇者力は・・・

「いえ・・・私はただのモブキャラです」

「そんなバツゲームみたいな装備でもダメやで〜」

指関節ボキボキ鳴らすはやて。

すると

「おりゃああああああああ!!」

「うぎゃあああああ!!!」

中途半端な性能の盗賊のスキルとは思えない戦闘力で勇者力をぶちのめすはやて。力とはやての仲間達は唖然としている。

尚はやてのレベルは序盤のクセに∞だった。

ズタボロにされた勇者力を回復している賢者楓と僧侶北斗。

「いや〜スッキリした〜で〜魔王を退治にいくんやて?」

「あ・まぁ・・・」

勇者が死ぬ一歩手前なので変わりに戦士飛鳥が受け答えしている。

「そんなら〜盗賊家業よりも面白そうやから〜うちも魔王退治に付きおうたる〜」

そう言って普通のRPGとは間逆の勇者が敗北して仲間になるというパターンで仲間になってしまったはやて。尚シグナムとヴィータは呆れて帰ってしまった。

尚勇者力を治療している楓と北斗は・・・

「きっつ〜何でシャマルさん居ないの〜」

「あのアマ上手い具合に逃げやがったな〜」

「こうなる事必須だからね・・・」

(世の中甘くないのよ〜ていうか!私が心労で倒れちゃうわよ!!)

妙な電波を拾いそのまま森地帯に入った勇者一向。

そこでふと思った。

「ねえこの辺でレベル上げられるところ無い?」

「何で?」

「俺とお前のレベルが貧弱なんだよ!!」

現在の力のレベル1、飛鳥のレベル5、北斗38、楓42、はやて78と言って物凄く浮いている序盤組。なお物語はまだ最初のイベントしかこなしていないと言うかこのメンバーじゃ自分達いらなくねえかとも思い始めた勇者。


というわけで

魔導師ミツキの庵

「へ?レベル上げにぴったんこなとこ?」

近くで有名な魔導師ミツキの庵に来た勇者一向。

「・・・意外にまともな役で出て来た。だってこのままじゃ寂しいんだもん」

「まぁ・・・序盤から仲間のレベルがそれじゃ自信喪失するわね・・・う〜ん・・・私の仕事手伝ってくれたら紹介しても良いけど〜」

「何を!?」

ミツキのことだからどうせよからぬ事だろうと踏むと・・・

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