十二章 幕間劇
星空の下で思う事
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「あれ?一真さんの顔が余り変わんない。どうして?」
「そりゃ、こういうのは慣れている。早く離れな、俺の理性が飛ぶ前に」
と言ったら離れてくれたけど、ふう、危なねえ。もう少ししたら襲ってたと思うぞ。というか俺の翼が包んでいるから離れろと言っても離れてくれないから翼を収納した。
「一真様の寝顔も十分に堪能させてしまったし、よしとしますか。それに翼も暖かったですし」
「それに一真さんに抱き着きたくなったから抱き着いてきただけだよ、雛達は」
「一真様、相変わらず抱き着き心地最高だったよー♪そうそう、一真様、いくら陣地の近くだからってこんなところで寝てちゃダメだよ」
「心配いらねえよ。この辺りの精霊に頼んで監視させといたし、天の眼があるからな。敵が来たら翼で攻撃してたところだし」
「まあ、それはそれでいいけどよ。ボクら元々他に用があったんだけどな」
「こないだの戦での犬子達の活躍を自慢したりしようと思ってたんだよね」
「でも、今日の所は自分に素直にって事で、な」
「そーそー、素直に素直に」
いつもは素直じゃないのか。それとも好意を持っているけど、素直になれなかったから今日はなったのか。
「じゃ、一真さん、大変だと思うけど、明日も頑張ってね」
「ボク達も後々すぐに追いかけるからな。それまで死ぬんじゃねーぞ」
「私達も一生懸命戦うから!みんなで一緒に帰って来よう!」
「あまり神をなめないようにしてほしいな」
といって三人の拳をぶつけ合う。まあ、いつものように三若と過ごした夜だが。いつもと表情は違っていた、まるで俺の事が好きなような感じで。
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