スーパーロボット大戦OG外伝
0582話
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る。そう言えば、春巻きというのは春の材料を巻いているから春巻きと呼ぶらしいな。
「うわっ、ちょっとこれ。凄い……どう見ても怪獣じゃない」
「本当だ。……アクセル君、こんなのと戦ってたの?」
「怪獣?」
円と美砂の言葉が気になり、そちらへと視線を向ける。するとそこには恐らくヒュッケバインMK-Uのカメラに保存されていたのだろう、イェッツトレジセイアの画像をデジカメで見ている円と美砂の姿があった。あやかはと言えば、スレイと何やら話して交流を深めている。
まぁ、シャドウミラーとしてお互いに理解しておくというのはいい事なので、問題は無いだろう。そう思っていたその時。
「ちょっと待てよ! 何でこいつらがシャドウミラーに入るってもう決まってるんだよ。俺はちょっとそれに納得出来ないんだけど!」
レイやスティングと話していたアウルが話を聞きつけ、顔中に自分は不満を抱いてますとでも言うようにそう告げてくる。
「ちょっと、変な言いがかりを付けないでよね。別に私達がシャドウミラーに入ってもあんたには関係ないでしょ?」
「いーや、あるね。俺ですらも能力不足って事でまだシャドウミラーに入れて貰ってないのに、なんでお前のような普通の女があっさりとシャドウミラーに入るんだよ」
「ちょっ、誰が普通の女よ! ……いいわ、じゃあ私がどれだけの修羅場を潜り抜けて来たのかきちんと教えて上げる」
「へっ、いいのかよ? ここで俺にこてんぱんにやられたら、折角シャドウミラーに入れるってのがご破算になるぜ?」
アウルの挑発としか言えないその言葉に、円もまた頬を引き攣らせながら挑発を返す。
「ふんっ、あんたこそ私の……私達の実力を見て、驚かない事ね!」
「おおっ、クギミーの本気モードだ」
「ちょっと美砂! クギミー言わない! ほら、行くわよ。私の力をその身に思い知らせてやるわ」
「はっ、そっちこそ女だからって手加減されるなんて思うんじゃねーぞ」
そう言い、2人共が別荘の外へと出て行く。……あー、まさかあの2人の相性がここまで悪いとは思わなかったな。かと言って、このまま放って置く訳にもいかないし……
「近衛、桜咲、あの2人を頼めるか? 桜咲は審判で怪我をしそうになったら止めてくれ。近衛は万が一怪我をした場合の治療を頼む」
ハラハラとした目でアウルと円を見送っていた近衛へと声を掛ける。
「うん、わかったえ。ほなせっちゃん」
「ええ。このちゃん」
「それと……えーっと、これだな。これをアウルに渡してくれ」
空間倉庫の中から、模擬戦用のペイント弾が込められている銃と弾薬を取り出して桜咲へと放り投げる。
「それと円にも、くれぐれも本気でやるなと言っておけ」
「はい、分かりました」
そう言い、近衛
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