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IS【インフィニット・ストラトス】《運命が変わった日》
【第321話】
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モ! 対閃光防御だ!』
『わかっ――』
ムラクモとのやり取りの途中、強烈な閃光が視界を包む。
「ッ!!」
一瞬意識が飛びそうになるも、何とかギリギリの所で踏み留まる。
「クッ……! なんだ!? 目が……!!」
一夏のそんな声が聞こえる――耳鳴りがする中、オータムは――。
「やっぱりガキだなぁ……こんな挑発に乗って真っ正面から突っ込む何てよぉ! ……お前もだ有坂! 敵を目の前にして好き放題に喋らせるんだからな! ハハハハ!!」
「チィッ……!」
舌打ちをしても遅い――俺の判断の甘さが招いた結果だ。
まだ視界が戻らず、ふらつき、ロッカーに手を当て凭れると少し視界が戻ってきた。
何をしてるかはまだ鮮明には見えないが、一夏に何かをしようとしてるのが見え、そして――何かを一夏に投げつけた。
「くっ! 動けねぇ……! このっ――!!」
「一夏!」
視界が少し戻りはしたが、まだぐらぐらと視界が回るような感覚に襲われ、まともに相手を捉えることが出来ない。
「ハハハ! 少々もたついたが楽勝だぜ、まったくよぉ! ……有坂、そこで大人しくしてな! 直ぐに終わらせるからよぉ!!」
「クッ……!」
完全に視界が戻ると、俺の目に映った光景は何かのエネルギー糸でがんじがらめに動きを止められた一夏と、手に謎の機械を持ったオータムがその機械を一夏の胸部装甲に取り付けていた。
「ハハ! 視界は戻っても平衡感覚はねぇだろ有坂? ……至近距離での威力が絶大な特殊なフラッシュ・バンだからなぁ!! もちろん、私は対閃光防御したがなぁ? ギャハハ!」
「ッ……!」
普通のフラッシュ・バンとは違う、特殊なタイプだったのか、はたまた試作品なのかはわからないが――厄介な事に、まるで脳みそを常に揺らされてる感覚でまともに歩けない。
この状態で飛翔しても、壁に激突する未来しか見えない――だが、何もしない訳には……!
「ほぉ……? 大した精神力だな……だが、もう遅いぜ! 織斑一夏、お別れの挨拶はすんだか? ギャハハ!」
まるで勝ち誇ったかの様に笑うオータムに、一夏は睨み付けながら――。
「なんのだよ……?」
そう短く言葉を口にする。
俺は俺で何とか近付こうとするが、平衡感覚が全く戻らず、またもロッカーに凭れかかる始末――。
そんな俺を満足そうに一瞥し、一夏の問いに――。
「決まってんだろうが、てめーのISとだよ!」
その言葉に、俺は思わず目を見開く――それと同時にムラクモから――。
『ヒルト! あれは《剥離剤(リムーバー)》って呼
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