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ノヴァの箱舟―The Ark of Nova―
#プロローグ『《魔王》』:1
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を一瞥する。そこには、後方から追いすがってくる一台の装甲車両が映っていた。
 
「……敵さんも装甲車両ですか。厄介ですね」

 リビーラは、椅子の後ろから白い防菌スーツのような、教会雑兵の戦闘服を取り出して、少女に押し付けた。

「これ、着ておいてください」
「へっ……!?」

 少女の問いには答えずに、リビーラは再びアクセルを強く踏んだ。

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