その3
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色の聖母マリアが光り、光が差し込んで、一つの別世界を形成。
檜でできた壁が、和洋折衷を思わせる。
日が傾いても、相変わらず暑さは続いている。
とりあえず、近くのアイス売り場による。
るるぶでおすすめの、グレープアイスを食べてみる。
甘酸っぱい。
スイーツはこういうのがいい。
それ以来、ぶどうの甘酢が忘れられないようになり、ぶどうジュースを頻繁に飲むようになった。
その後、青と黄、完全なシンメトリーを彩った旧函館区公会堂に行く。
黄色と青のホワイトハウスといったところか。
いち早く開国した函館には外国人が行き来していたため、外国人をもてなす場所が必要だったという。
そのために作られた。
大使記念館の案内DVDを見ているうちに、気の遠くなるような睡魔が襲ってきた。
夢は見なかった。
なぜかは分からない。
こういうときにはタイムスリップした夢がお約束なのだが。
目が覚めたら夕暮だと思った。
何も変わらなかった。
明治に建てられたその作りは、そのままに保存されていたという。
閑散としたホール。
そこで多くの人々がドレスやスーツを着て踊っていたはずなのに。
そこはだれもいない。子供が一人。
現代人が当時の服を着てもあまり雰囲気はわかない。
むなしかった。
汗まみれで、正直それどころじゃなかったが。
子供の着ているドレスはもちろん、内部の建物につやがあり、妙に新しい。
そこが妙に、むなしさを増幅させていく原因だったが。
2回からの景色を見て、それをいやそうと思った。
いやされた。
海に沿う形で、高速道路が通っている。
なぜかこの構図を見ると、妙に気分が落ち着く。
東京荒川のほとりにある高速を、幼いころから見ていたからだろうか・・・。
下にある公園で。公園でジャズフェスティバルが行われていた。
気がつくと夕方だった。
バルコニーから、ジャズフェスティバルが見えた。
とは言え、せっかく函館まで来たのに、ジャズフェスティバルで時間を浪費するわけにはいくまい。
函館山のロープウェーに乗るため、山を降り、路面電車へ急いだ。
赤い花がきれいであった。
続く
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