第一話 ハルシオン学園
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俺、ジルベール・ナハトは困惑している…
何故なら…
親にいきなり学校に行けと言われたのだ…
2
惑星ナベリウスでの仕事を終え、2年ぶりにアークスシップ4(アンスール)にある実家に戻った俺は、二人の妹と姉に出迎えられ、久々に実家でくつろいだ。
ナハト家は、武門の名家でその名前を知らないものはいないと称され、神速武術のナハト流という流派がある。俺はそのナハト流を受け継いで、父上が隠居生活を始めたのだ
俺が居間でくつろいでいたその時である、突然アクア姉が1通の封筒を寄越した。
アクア「お父様から、ジルに伝言だって」
ジルベール「父上から?なんだろう?」
そう言いつつジルベールは封筒を開けた
ジルベールへ
一言で言う
「「「「「「学校に行けい!」」」」」」
以上だ
ジルベール「は?」
あまりにもいい加減な内容に一瞬思考回路が止まった
カルア「ふふふっ、お父様がジルが学校に行ってないって思い出したのよ。だからこれを宅急便で送って来たのね」
そう言ってカルア姉が見せたのは制服だった。
一般的に言うブレザーだった 色は藍色…
ジルベール「いや待ってくれ、これ何処の学校だ?」
アーシア「あたしとおねえちゃんが、かよってるとこだよ」
と俺の膝を枕にして横になっていたアーシアが答えた
ジルベール「ハルシオン学園か…」
リシア「そそ、最近共学になったんだよねーうちの学校」
私立ハルシオン学園
中高一貫の学園であり、アークスシップ4(アンスール)にある学校である、元々女子校だったのだが3年前に共学になった学校である。アクア、カルアはこの学校の卒業生で、リシアとアーシアは中等部に所属している
主にアークス科、普通科、体育科と分かれているが、人気はやっぱりアークス科である。
中学から学校に通ってないジルベールにとっては未知の世界だった…
ジルベール「…カルア姉」
カルア「何?」
ジルベール「選択権はないんだよな?俺に」
カルア「もちろん」
こうして、アークスと学生の二重生活が始まった…
登校初日、俺は親友であるキース・イクリプスと一緒にハルシオン学園に向かっていた
キース・イクリプスはイクリプス社の御曹司で次男坊、会社は兄が継ぐ事になっているらしい。キースとは幼なじみでアークスでは相棒的存在である。
ジルベール「まさか、お前まで親に行けって言われたのか?」
キース「ああ、いくらなんでも無茶苦茶なんだよなー本当」
親への愚痴を交換していた
ジルベール「改めて思うけど、親は勝手だな」
キース「ははっ、同感」
その時、二人のデバイスに緊急救難信号が出た。
「
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