NO.10 贋造魔女 千変万化鏡
[2/4]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
。それと共に髪の毛も白くなる。流石に暴走とはいえ霊装全開の相手に霊装無しはキツいか。
「『光剣』、『牢獄』」
小手調べに『光剣』をあらゆる座標から放つ。ルフェイちゃんは全方向に魔力障壁を張ることで身を守った。
「『滅光刃』」
光の剣を作り出し、斬りかかる。ルフェイちゃんはそれに対して箒、つまり『贋造魔女』で受け止めた。意外と接近戦の心得がある動きだった。どこかぎこちないが。英雄派の皆さんの動きを見てきたからかな?
ルフェイちゃんがこちらに手を向け、魔方陣を展開してくる。そこから氷の槍を放ってくる。俺はそれを光の楯で防ぐ。
「ルフェイ!ぜんりょくでたえなさい!『滅光槍』ッ!」
先程より強力な槍を一本作り出し投げつける。それを見たルフェイちゃんは急いで魔力障壁を展開する。
そして槍が着弾した瞬間ーー
ドゴオォォォンッ!
という轟音が鳴り響く。あれ?俺の槍ってこんなに威力あったっけ?『滅光槍』は貫くだけで爆発なんてしないんだけど?
爆発による煙が晴れて、ルフェイちゃんの姿が見える。霊装の所々が破れ、肌に傷を負っていた。
正直、女性の肌に傷を付けるのはどうかと思うが、そんなこと配慮してやる余裕はない。
そして、俺は突然の光に覆われた。光が収まると、元の十七歳ぐらいの姿に戻っていた。結構なダメージだったみたいだ。
ルフェイちゃんがこちらをハイライトのない目で睨んでくる。起こってるのかな?
霊装を直しながらルフェイちゃんは『贋造魔女』を持っている右手を上に向ける。それに呼応するように『贋造魔女』が少し浮かぶ。そして、ルフェイちゃんが叫ぶ。
「『贋造魔女』ッ!『千変万化鏡』ッ!!」
宙に浮いていた『贋造魔女』が光を発し形を変えていく。そして光が収まった時、ルフェイちゃんの手には一本の槍が握られていた。あら?俺の『絶滅天使』をコピーするわけじゃないのか?
じゃああの槍はなんなんだ?
少し近づいてみたときに気づいた。とんでもない聖なるオーラに。まさかーー
「『黄昏の聖槍《トゥルー・ロンギヌス》』」
十三種の神滅具の中で最強の聖遺物、『黄昏の聖槍』がルフェイちゃんの手に収まった。
=======================================================================================
『贋造魔女』、『千変万化鏡』。原作では他者の『天使』を劣化ではあるが形と能力をコピ
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ