暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0581話
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当然直接覆い隠す様にして地球側からの観測を誤魔化すようにして隠すしかない訳で……そうなると、やっぱり土のアーウェルンクスでもあるフェイトの協力が必要不可欠な訳だ。その為にわざわざ麻帆良から引っ張ってきたんだしな。

「この辺りでいいか?」

 赤茶けた広大な大地が続いている場所へと降り立ち、空間倉庫のリストを脳裏に展開する。そしてその中からソーディアンを選び……次の瞬間、その巨大な剣の形をした城は火星のへとそびえ立っていた。
 そのまま再び影のゲートを展開し、シロガネの中へ。ただし今回は格納庫ではなくブリッジに姿を現す。

「ここが火星か……って、アクセル!?」

 どこかしみじみと呟いていたムウが、ブリッジにある影から姿を現した俺に気が付いて驚きの表情を浮かべる。それでも怒鳴らないのは、イザークとは違って年齢的に大人だからか、あるいは単純にもう慣れた為か。
 それはともかく、ブリッジの中で興味深そうにソーディアンが映し出されている映像を眺めているフェイトへと近付いていく。

「フェイト、地球からソーディアン、あの城が観測されないように土の壁で覆ってくれ」
「……また、君はとんでもない無茶をあっさりと言うね。あの巨大な存在全てを土で覆うのがどれ程に魔力を使うのか、分からない訳でも無いだろう?」
「でもやるんだろ? 何しろ500人を越えるテラフォーミング作業を行う者達のための家だしな」

 俺のその言葉に、小さく溜息を吐きながら頷くフェイト。

「言っておくけど、薄い土の壁……と言うよりも、ベールに近いもので覆うくらいしか出来ないよ?」
「別に構わないさ。地球から分からなければいいだけなんだし。さすがに雪広財閥や那波重工の技術力が突出しているとは言っても、まさか火星に拠点となるような城を……それも、こんな剣の形のものを短期間で作りあげるような真似をしたら異常過ぎるしな」

 まぁ、バッテリー技術やら何やらで目立ちまくっている以上は今更と言えば今更なのかもしれないが。

「ふぅ。……まぁ、ブルーマーズ計画に必要だと言うのならしょうがないか」
「ここからで大丈夫か?」

 ソーディアンのすぐ近くにいるとは言っても、結局はシロガネの中にいるのだ。この距離から魔法を使えるのかどうか心配になって尋ねてみたのだが……

「この距離なら問題無いよ」

 いともあっさりとそう告げるのだった。
 最悪、パイロットスーツか何かを着せて火星に降りて貰うつもりだったのだが……さすがだな。
 そして実際にフェイトは、シロガネのブリッジにいたままでソーディアン全体を薄い土で覆うようにして隠してみせる。恐らく地球から観測すると巨大な山が突然姿を現したようにも感じられるだろう。

「……ふぅ、これでいいんだろう?」
「助か
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