スーパーロボット大戦OG外伝
0581話
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ルマー、僕もそのシロガネとかいう戦艦に乗ればいいのかい?』
近右衛門と変わってフェイトが通信に出る。
「ああ、向こうに行ったら修羅達の住居代わりのソーディアンという建物を用意するから、それをフォロー出来るように頼む」
何しろ、中でシロガネやハガネ、ヒリュウ改といった戦艦が行動出来る大きさの城だ。下手をしたら……いや、下手をしなくても地球からの観測とかで見つかる可能性がある。特に今はブルーマーズ計画で火星に対して興味を持っている奴が多いしな。
『了解した。……乗り込んだから、転移してくれてもいいよ』
さすがに早い。この速度だと、得意の水のゲートを使ったんだろうが。
「分かった。後は火星に到着するまで数分程ゆっくりしていてくれ」
『了解』
その言葉を最後に、プツリと通信が途切れる。
通信機は一応念の為に空間倉庫ではなく、コックピットに置いておき再びブリッジへと通信を送る。
「マリュー、転移を開始する」
『ええ、お願い』
そう返事をし、通信が途切れる。
今回は先程と違い、通信は流されない。まぁ、同じような通信を何度も流す必要は無いか。
「システムXN、起動。転移座標入力。転移フィールド生成開始」
その言葉と共に、再び光の膜のようなものが作り出され、ニーズヘッグを……そして、シロガネをも包みこんでいく。そして。
「転移」
その言葉と共に、ニーズヘッグのモニタにシロガネ経由で映し出されている映像は赤茶けた大地へと変わっていた。以前とは違い、月を経由しないでそのまま一気に到着したのだ。ここに……魔法界の存在する火星へと。
『アクセル、座標を確認。火星よ』
「ああ、俺は早速ソーディアンを出してくるから、暫くは待機しているように言っておいてくれ」
『了解。でも、気を付けてね』
「安心しろ。別に何らかの敵対勢力がいる訳でも無い。むしろ、いるのは以前俺が放ったテラフォーミング用のメギロートくらいだしな」
そう告げ、ニーズヘッグの動力炉を停止させてその場で影のゲートを展開。シロガネの外へと移動する。
「……やっぱりまだまだ、だな」
周囲一面に見えるのは赤茶けた大地だけであり、周囲の環境も真空と殆ど差はない。混沌精霊である俺だからこそ宇宙服も無しに平気でいられるが、修羅達が生身でここに降り立つのは無理だろう。
それを可能にするのが修羅神であり、同時に生命体として人間よりも強靱な修羅の可能性であったりするのだが。
「ま、それはともかくっと……」
周囲を見回し、取りあえずソーディアンを覆い隠すのに便利そうな場所を探す。
シロガネよりも圧倒的に巨大である以上は、認識阻害の結界をフェイト1人で張るというのも厳しいだろう。そうなると、
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