スーパーロボット大戦OG外伝
0581話
[2/5]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
その言葉と共に再び通信が途切れ、再び艦内放送が行われる。
『シロガネの艦長、マリュー・ラミアスです。1度目の次元転移は無事成功しました。これから続いて2度目以降の転移に入りますが、混乱しないように注意をして下さい』
放送が終わるのを確認し、再びシステムXNを起動していく。
「システムXN、起動。ネギま世界のゲートシステムとのリンク装置とリンクスタート……確認。リンク正常。転移座標確認。ゲートシステムの上空100mに転移座標を設定。……転移フィールド生成開始」
先程同様に、再びニーズヘッグを中心として光の膜のような転移フィールドが生成され、その大きさが爆発的に広がりシロガネその物を包み込んでく。
「転移フィールド生成完了。……転移!」
その言葉と共に、特にトラブルも無く転移が完了する。シロガネのブリッジから中継されている映像には西洋風の街並みが周囲に広がっており、尚且つ周囲から隔絶しているかのような巨大な樹木である世界樹、そして眼下に見える見慣れた建物。その建物は俺が半年以上もの間暮らしていた女子寮だ。
「とりあえずは麻帆良に到着か」
呟き、空間倉庫から取り出した通信機でフェイトへと連絡を取る。
「フェイト、聞こえているか?」
『ああ、もちろん。君達の乗っている戦艦も見えるよ。……ちょっと待ってくれ。近衛近右衛門に変わる』
そう言い、次に通信機から発せられた声は近右衛門の斧だった。
『フォフォフォ、随分と立派な船じゃのう。君達の科学力というのには驚くよ』
「魔法世界では似たようなのが結構あったけどな」
グレートパル様号とか。
『魔法世界にも似たような艦船は色々とあるが、精霊のいる場所以外では使えないからのう。その点、アクセル君が乗っているこのシロガネとか言ったかのう? この艦は精霊の数が少ない他の世界でも使えるのじゃろう? そう言う意味での汎用性は羨ましいものがあるぞい』
「そうか。褒めてくれて恐縮だ。それで、この世界に転移しておいてから聞くのもなんだが、認識阻害の結界は展開しているのか?」
このまま腹の探り合いをするのも何なので、近右衛門の言葉をスルーして早速本題に入る。
『うむ。麻帆良にいる魔法先生、魔法生徒達が協力してくれておるから周囲にはシロガネの姿は見えておらぬよ。皆、その艦を見て驚いておるわい』
「そうか。それは何よりだ。今のこの世界の状況で俺達の存在を一般市民に知られる訳にはいかないしな。さて、こうして話をしていても時間を消費するだけだ。認識阻害を広範囲に展開しているというのも大変だろう。そろそろ火星に向かうから、フェイトをシロガネに乗せてくれ」
『うむ、分かった。ブルーマーズ計画の方、進捗を楽しみにしておるよ』
『アクセル・ア
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ