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特殊陸戦部隊長の平凡な日々
第7話:新メンバーを選抜せよー1
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やるから
 それぞれに観戦記録を整理しておいてくれ。 いいな?」

2人が頷くのを確認すると、ゲオルグはチンクについてくるように合図をして
指揮所をあとにした。
通路を歩きながらゲオルグは隣を歩くチンクに声をかける。

「チンクはどう思った?」

「なにがだ?」

「候補者たちの戦いぶりだよ」

「そうだな・・・、どの候補者も粒ぞろいだと思うぞ。
 際だって優秀と言える者もいないが、使えないと思うものも一人もいなかった。
 正直言って採否を決めるのは難しいんじゃないか?」

「まあな。 実力もそうだけど部隊編成の都合も考えないといけないし、
 明日の選考は昼ごろまでかかるかもしれないな」

そして2人は食堂の前にさしかかる。
食堂の入り口に目をやったゲオルグは、時計をちらっと見てから
チンクに声をかけた。

「少し早いけど昼飯でも一緒にどうだ?
 ティアナと姉ちゃんが来ちまったら夕方まで食えないし」

「・・・ナンパのつもりか?」

「まさか! ただ1人で飯を食うのもわびしいから、一緒にどうかと思っただけさ」

肩をすくめ微笑を浮かべて言うゲオルグに対して、チンクは鋭い目線を向ける。
が、すぐに表情を緩めると大きく首を縦に振った。

「まあ、そうだろうな。 同席させてもらおうか」

チンクの言葉を合図に2人は食堂の中へと入って行った。


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