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とある物語の傍観者だった者
14話:途中退場
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されたいとか言っているよー。

「だ、だったら、お姫様抱っこしてやるから病院戻ろうぜ。つーか、オレはもうお前ら魔術師共の問題に付き合うのはこりごりだ。なんだかー、急にー、病院に帰ってー、テスラとー、イチャイチャしてー、癒しがー、欲しくなってきたーーー」

「「「………」」」

 いや、喜べよ自称・妹。

 お前まで無言とかヤメテ!

 何がいけなかったんだ? 絵的に問題だったのか? ねーちんに未だにお姫様抱っこされている状態で妹の癒しが欲しいと発言したのがいけなかったのか!!

「はぁ、土御門から聞いていた君の人物像とはまるで別人のようにキモさだね。テスラもこんな奴を兄と呼ぶのは考え直した方がいいと僕は思うがね……」

「おい、ステイル。私のお兄ちゃんは確かにシスコンでロリコンでどうしようもなくアレだが、お兄ちゃんがこいつだから我慢できる!」

 我慢できるとか言われた!?? 我慢しているのはこっちだよバーロー!! 

 つーか、なんでステイルはさっきから喧嘩腰なの??

 やっぱ殴っていい?? もうそろそろ大人しくしていれる保障はないぞ??

「ステイルもテスラも彼をイジメるのもほどほどにしてあげてください」

 ねーちん、庇ってくれてありがとう。

「じゃあ、病院戻ろっか、お兄ちゃん。今夜も寝かせてあげないんだから♪」

「お、おう……」 

 今夜も悪夢が始まる。理性を保つことが果たしてできるのか!

「あぁ、禁書目録の治療はとっくの昔に終わってるからな、神裂。あとは『カミやん』を説得させて『回収』しとけよ」

「……わかりました」

「……言われなくてもそうするさ」

「………」

 え、なにこの変わり身。

 一瞬にしてシリアスに??

 元からシリアスな回だったっけ??

 何はともあれ、テスラをこっから離れさすことに成功した。

 あとは、病院で数日。彼女をなんとかして説得するだけだ。

 それだけで、インデックスは救われる。と思う。




 あ、でも、その前に……

「ステイル=マグヌス!! オレんち全焼させたんだから賠償金出せよ!! 払えよ!! マジで!!」

「はぁ? 何でこのボクが?? 覚えがないね、そもそも本当にボクが君んちを嫌がらせで燃やしたという完全な証拠でもあるのかい? なければ、とっととテスラと行った行った」

 聞き耳ももたないって感じで一蹴された。

 しっし、と追い払われた。

 もうそれだけで十分だった。

「よかろう、ならば戦争だ。能力をフルに使って世界中の兵器をお前に集中砲火させてやる!! 数年後に覚悟しとけよ!!」

「今すぐ、じゃないんだね……??」

「彼は今お尻を負
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