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VONGOLA TAIL
第1話 妖精の尻尾
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かしないと悪いよね」

「そうだ!さっきのサラマンダーのサインやるよ!」

(いるわけねぇ!!)

「いるか!!」

ツナは心の中で突っ込んでルーシィはそのサインを叩き飛ばした。










「ぷはぁー、食った食った」

「あい」

「お前ら食い過ぎだろ!」

3人が店を出る頃にはもう夜になっていた。

「ん?あの船は……」

高台の方から見える船にナツは目をつけた。

「うぷ、気持ちワリ……」

「想像して酔うなよ!」

「見て見てー!あの船よ、サラマンダー様の船。あー、私パーティー行きたかったなぁ」

3人に女性の声が聞こえた。

「サラマンダー?」

「知らないの? 今この街に来てるすごい魔導士なのよ。あの有名な妖精の尻尾の魔導士なんだって」

「「「!!!」」」

それを聞いた三人は目を見開く。

「妖精の尻尾?」

「あいつが?」

そう呟いたナツとツナは船をジッと見つめた。

「……うぷっ」

「だから酔うなよ!」

「とりあえずあの船までいくか!ハッピー!ツナ!」

「あい!」

「あぁ!」

ツナはポケットから27と書かれた手袋をだして手につけた後、今度は1つの薬のような物をだしてそれを飲んだ。

「いくぞ」

すると、ツナの雰囲気の様子が一転してかわり額に炎をだした。そして、ハッピーはナツを掴んで飛び、ツナは手から炎をだして飛び船の方へ向かった。











「まずは奴隷の烙印を押させてもらうよ。ちょっと熱いけどガマンしてね」

そう言ってサラマンダーはルーシィ烙印を押そうとする。

(魔法を悪用して…人を騙して…奴隷商ですって!!?)

「最低の魔導士じゃない…」

泣きながら呟くルーシィ。

すると、いきなり船の天井を壊して1人の男が降ってきた。

「昼間のガキ!」

「ナツ!」

ナツが降ってきて少し船か揺れたら

「おぷ・・・ダメだ、やっぱ無理」

「えーっ!かっこわるー!」

ナツが酔ってしまった。

「な、何だこりゃ一体……!?何で空からガキが降って来るんだ!?」

「しかも酔ってるし」

すると今度は羽の生えた猫と額に炎をだして飛んでいる男が現れた。

「ルーシィ、何してるの?」

「ハッピー、ツナ!?騙されたのよ! 妖精の尻尾フェアリーテイルに入れてくれっ……てか、ツナもハッピーも飛んでる!?」

説明しながらも2人が空を飛んでいる事にびっくりする。

「細かい話は後回しっぽいね」

「ハッピーはルーシィを連れて逃げろ。ここは俺とナツで何とかする」

「わかったよ、逃げる
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