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VONGOLA TAIL
第1話 妖精の尻尾
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んだけど」

イグニールいるかもしれないという期待で喜ぶナツとハッピー。ツナは
2人のを否定したが。

『きゃー! サラマンダー様ー!!』

遠くの方からそんな歓声が聞こえてきた。

「ホラ! 噂をすればなんたらって!」

「あい!」

「嘘だろ!?」


それを聞いたナツとハッピーは一目散にその方向へと走って行った。ツナも少し遅れながら2人についていった。

「イグニール!イグニール!」

イグニールに会いたい一心で人込みを気にせず掻き分けるナツ。

「あんな人混みの中にドラゴンいたらおかしいだろ!!」

いるわけがないとわかったツナは人混みの外にいることにした。

「イグニール!!」

そして人込みの中心に到達すると、一人の男と目が合った。

「誰だオマエ?」

「サラマンダーと言えば、わかるかね?」

「はぁ〜」

ナツは溜め息をつきながら遠くを歩いていた。

「はやっ!?」

『ちょっとあなた失礼じゃない?』

『そうよ!サラマンダー様はすっごい魔導士なのよ!』

『あやまりなさいよ!』

「なんだオマエら?」

その後、サラマンダーは船上パーティーがあると言って、炎に乗って去って行った。

「なんだ、アイツは?」

「だからいったろ。こんな街にイグニールがいるわけないって……」

ナツがサラマンダーを去っていった方を見つめツナは溜息をつきながらナツの横に立った。

「本当、いけすかないだよね?」

一人の金髪の少女がナツに話しかけた。

「さっきはありがとね」

「は?」

「?」

突然、礼を言われ、首を傾げるナツとハッピー。

「失礼だけど、君は?」

「あたしはルーシィ。さっきこの2人に助けてもらったの」

「そうなんだ。俺は沢田綱吉。ツナでいいよ」

そう言ってツナはルーシィに手を出した。ルーシィもそれに答え2人は握手する。

「で、こっちがナツで、そのネコがハッピー」

「よろしくね! それでお礼がしたいんだけど、ご飯でも食べに行かない?」

「メシ!?」

ルーシィの言葉に1番早く反応するナツ。

「ナツは行く気満々みたいだし、お言葉に甘えて俺達もいいか?」

「別にいいわよ」











街のレストラン

「あんふぁ、いいひほがぶぁ」

「うんうん」

「お前ら行儀が悪いな!いくら腹減ってるからってもうちょっと行儀よく食えよ!」

よっぽど腹が減っていたのか、次々と料理を口の中に詰めながら喋るナツと魚をたべるハッピー、そんな2人を注意するツナ。そして、それを戸惑いながらみてるルーシィがいる。

「あはは……ナツと
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