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転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0580話
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上を中心に半径1km程でいつでも展開出来るようにしておる』
「そうか、助かる。この世界からホワイトスターに転移して、その後すぐに麻帆良に転移する。恐らく今から数分程度だろう」
『うむ。ではすぐに認識阻害を張ろう。……ところで一応聞いておきたいんじゃが、転移をしてくるのはゲートシステムの周辺なのじゃろう? それなのに、600m近い戦艦でこっちに来ても大丈夫なのかね? ゲートシステムを隠すために作られた建物が破壊されたりはせんのかね?』
「ホワイトスターにあるリュケイオスはオリジナルのコピーだから無理だが、今回使うのはオリジナルの方だから問題は無い。それよりも、くれぐれも認識阻害の方を頼む」
『うむ、任せておきなさい。シャドウミラーとの協力関係はこれ以降ますます重要になる。そのシャドウミラーからの頼みを断るような真似はせんよ』

 ……なるほど、ここで恩を売ってくるか。

「まぁ、ネギま世界にある魔法世界を崩壊させない為の手段だしな。こっちとしても協力は惜しまないさ」
『フォフォフォ。そうして貰えると助かるのう』

 暗にお前達を助ける為だと告げるが、それをいなす近右衛門。この辺はさすがに老獪と言うべきだろう。

「さて、話はそろそろ終わりだ。転移を開始するぞ」
『うむ、待ってるぞい』

 その言葉と共に通信が途切れ、通信機を空間倉庫へと収納してからブリッジへと通信を送る。

「マリュー、転移を開始するぞ」
『ええ、分かったわ。これから艦内に通信を流すわね』

 マリューがそう言い、次の瞬間にはシロガネの艦内へと通信が流れる。

『シロガネの艦長、マリュー・ラミアスです。これより本艦は転移を行います。衝撃等の危険はありませんが、念の為に耐ショック姿勢を取って下さい。繰り返します……』

 それから同じ事を何度か告げ、艦内放送が途切れてニーズヘッグへと再び通信が繋がる。

『お願いね』

 その言葉にただ頷き、T-LINKシステムを通じてシステムXNを起動する。

「システムXN起動、リンク装置によりリュケイオスとのリンクを確認。転移座標固定、転移フィールド生成開始」

 その言葉と共に、格納庫の中にあるニーズヘッグが眩く輝き転移フィールドを生成していく。その転移フィールドは格納庫中に広がり、やがてそれよりもさらに巨大に広がり、最終的にはシロガネ全体を覆い隠すまでになり……

「転移!」

 次の瞬間、シロガネはスパロボOGsの世界から忽然と消えるのだった。
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