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Fate/EXTRA IN 衛宮士郎
戦う覚悟
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つ速度は正に弾丸(バレット)で、狙う精度は正に狙撃銃(ライフル)と言っていいが、慎二に当たる直前、銃声と共に剣が真っ二つに折れた。

「かあ〜ラム酒より効いた〜」

ライダーの銃撃によって弾かれたのか。攻撃が浅かったのかすぐ起き上がるなんて…………。

「何やってるんだよライダー!?こんな目に合わせやがって!それでも僕のサーヴァントか!!」

弾かれ地面に落ちた剣を見て、自分が狙われたことに気づき、青ざめながら怒鳴る慎二。一方、慎二とは対象的にケラケラと笑うライダー。

「まあまあ、位置がわかったからいいじゃないかい」

そう言って、ライダーは俺のほうを見てきた。中途半端な攻撃で位置がばれたか。だが俺は怯まない。
弓を構え姿すら見せぬ早撃ち。
先ほどと違い、魔力をかなり載せた三本の無銘の剣。今度は胸を中心に三角の軌跡で放つ。

「効かないね」

ライダーは2丁拳銃で剣を撃ち落とすと、慎二を脇に抱え、猛ダッシュでこちらに向かってきた。
足に攻撃があたったとはいえ、このスピードならすぐに俺のところにくるだろう。密接距離(ショートレンジ)で戦うのはまずい。何とかして遠距離(ロングレンジ)か最悪、中間距離(ミドルレンジ)で対処しないと…………。
俺は弓を構え、三度目の三本の無銘の剣を投影。一度目、二度目とは違い、

(ねらうは只一点、心臓)

束ねられた三本の矢を一点に集中させる。一本なら折れても三本なら折れないってヤツだ。少し長めの時間をかけて、三つ束ねられた一本の矢を放つ。
先ほどまでの矢が鉄砲だとすれば、今度の矢はミサイルだ。いくらサーヴァントでも、この矢はそう簡単に弾くことはできまい

「だから、効かないって言ってるだろ?」

と思われた三束中もカトラス刀に弾かれてしまった。三本束ねられているだけに、それまでよりも少しだけ力を込めて。
先ほどとは違い、ほんの少しだけの時間差(タイムラグ)ができた。そこをつく!

我が骨子はねじれ狂う(I am the bone of my sword)

「なっ、二連射!?」

束ねられた三本の矢の後ろに隠れたその螺旋剣(カラドボルグ)はさぞ見えにくかっただろう。
今回は不意をついて三本の矢と一本の矢を放ったのだ。しかもその矢は宝具、威力は言うまでもなく最強分類。気づいたとしてももう遅い。

「それまでの矢と同じと侮ったお前の負けだ!」

続けて放った螺旋剣は慎二達に近づくに連れて加速する。それは弾丸やミサイルがいくら努力しても決して追いつけない領域。

「くっそ!ライダー………………!」

慎二が何か言っている間に激突。
地面はえぐれ、衝撃によって壊れた廃船の木材が飛び散る。目の前にはもくもくと煙が上がり、飛び火
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