戦う覚悟
[6/12]
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
には発動までに時間がかかる。そこを叩けばいい。それより厄介なのは、奴、コードキャストだ」
アーチャーに直撃したあれか。麻痺にする効果だったな。
「あれを回避することはできないのか?」
「できるなら、一撃目にかわせておるわ。厄介なことにあのコードキャストは、追尾型で防御不可能と見てよかろう」
「それは厄介だな」
先ほどのように、あのコードキャストを食らって宝具という流れは何とか避けたい。もう一度回避できるとはかぎらないし………。
「………………マスター、私に一つ提案がある」
「提案?」
「ああ。そのためには一分ほどライダーの相手をしてもらいたい」
「お前何を言ってるんだ!?」
思わず大声をあげそうになったが、何とか踏みとどまり小声でつっこんだ。俺に人間が英霊と渡り合えるわけがないと言ってたやつが何とち狂ったことを言ってるんだ?
「私や英雄王を倒した男が何を言っている?今回は倒せとは言わん。ひきつけるだけでいいんだ。頼むぞマスター」
それだけいうと、アーチャーは姿を消しどこか行ってしまった。
アーチャーのやつ、俺の力を少しは信用してたのかな。何か裏がありそうな感じがするが。
まあ、それはともかく三十秒ほどとはいえ、英霊とわたりあわなければならないとなると大変だ。
確かに俺は英霊と何度か戦っているが、ランサーには一撃でころされ、キャスターは遠坂が戦い、セイバーは稽古のため力を抜いているにすぎないため、勝負すら成り立っていない。
それに、戦ったと言ってもアーチャーは魔力供給がない状態で辛くも勝利。
ギルガメッシュにかんしては固有結界と奴の慢心がありなんとか退けただけだ。
さまざな要因が重なり俺は何とか英霊と戦い、生き延びてるが、今回はそんな偶然はないだろう。
ある意味、全力の英霊と戦うのは今回初めてだ。瞬殺されないためにも知恵を絞り作戦を整えよう。石橋を叩き過ぎてもいいくらいに用心してな。
「投影開始」
廃船の物陰に隠れを弓矢を投影。
弓はアーチャーが使う弓(試行錯誤の結果これが一番使いやすい)を作り出した矢は三本の剣。
無銘の剣だが、魔力を乗せてあるだけに殺傷力は十分だ。獣を狩るかのようにライダーに向けて弓を引き絞り
(狙うは一点!)
標準を合わせ、放つ。
すると、三本ともライダーの足に命中し、矢の威力で十メートルほどライダーは弾き飛ばされた。足を狙ったのは機動力を奪うためだ。
「なっ!?い、いったい、ど、何処から……………」
ライダーが弾け飛んでいったことに驚きの表情を浮かべる慎二。辺りを見ているが俺の姿を発見できないでいる。今がチャンス。俺はすぐさま新たに一本の剣を投影し、ライダー同様に慎二の足に向けて放つ。
放
[8]前話 [1]次 [9]前 最後 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ