神を狩るモノ
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ない。
「バトルだ。神竜騎士フェルグラントでプレイヤーにダイレクトアタック」
「ふふふ、残念でしたね。永続トラップを発動します。虚無戒アイン・ソフ。このカードは虚無戒アインを墓地に送って発動できます。このカードが存在している時、私は手札からレベル10以上のモンスターを特殊召喚でき、さらに時戒神と名の付くモンスターの、自分は召喚、反転召喚、特殊召喚ができないという効果も無効化ですね。よって、私は手札より時戒神ミチオンを守備表示で特殊召喚します。……エクシーズモンスターはシンクロモンスターよりも召喚が簡単で効果も強力なモンスターです。ですがそれを使用できる回数には制限がある。違いますか?」
登場したのは時戒神ミチオン。正式名称はミカエルで第六のセフィラであるティファレント(Tiphereth/美)の守護天使である。気の強そうな若い女性の顔が写っていた。
フェルグラント二体のオーバーレイユニットはあと合わせて三つ。もしゾーンの手札に時戒神が存在しなければ俺の勝ちとなる。もし存在したとしても手札を削ることができる。……ここは攻めるか。
「だからどうした。オーバーレイユニットが尽きる前に倒せばいいだけのことだ。二つのオーバーレイを持つ神竜騎士フェルグラントの一つのオーバーレイユニットを使用して時戒神ミチオンの効果を無効にする。そして戦闘は継続だ。神竜騎士フェルグラントで時戒神ミチオンを攻撃する」
フェルグラントの攻撃で効果を封じられたミチオンを粉砕する。これが通れば……。
「もう一体の神竜騎士フェルグラントでダイレクトアタックだ」
「手札から時戒神カミオンを守備表示で特殊召喚します」
時戒神カミオン、正式名称はカマエルで第五のセフィラであるゲブラー(Geburah/峻厳)の守護天使で、目を見開いた男性の顔が写っている。
「俺は戦闘を中断。これでターンを終了する」
……まあ、決めれなかったがこれでゾーンの手札は一枚。次のターンで仕留める。
「では私のターン、ドロー。スタンバイフェイズ時、時戒神カミオンは自身の効果によって手札に戻ります。では虚無戒アイン・ソフの効果により時戒神サンダイオンを特殊召喚しましょう。」
時戒神サンダイオン、正式名称はサンダルフォン。第十のセフィラであるマルクト(Malchut/王国)の守護天使であり、逞しい男性の顔が写っている。
その効果は戦闘を行うと相手プレイヤーに4000ポイントのダメージを与えるという強力な効果だ。しかし、問題はそこではなくなぜが究極時戒神を除く時戒神の中でサンダイオンだけ攻撃力が4000もある。つまりフェルグラントではどうあがいても勝てない。
今は虚無戒アイン・ソフの効果で攻撃力がゼロになっているが、フェルグラントで無効にすれば40
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