第一章
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どね」
「確かにそうですけれどね」
「じゃあこのままですね」
「そうよ。私はあくまで健康を貫くわ」
こう言ってだった。栗田はその極端な自然食志向を貫いたのだった。
そうした手の本を読みそのうえで身の回りまで整えてきていた。しかしその彼女がだ。少しずつ健康を損ねだしていたのだった。
それは周囲からも見てわかった。それで心配して尋ねるのだった。
「あの、栗田さん最近大丈夫ですか?」
「何か御身体悪くありません?」
「若しかして」
「そんな筈ないわよ」
しかしだった。彼女は意固地な顔で話すのだった。
「絶対にないわよ」
「絶対にですか」
「そういえるんですね」
「そうよ、有り得ないわ」
また言う彼女だった。
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