第三幕その九
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晴正といいます」
「その人が京都の狐の棟梁だね」
「はい、仙狐になります」
狐はこうも言いました。
「お稲荷様のすぐ下に位置しておられる方です」
「それはまた凄く偉い狐さんだね」
今度は先生が言いました。
「お稲荷さんのすぐ下って」
「そうです、安倍様ならおわかりかと」
「狐の肺病のお薬が」
「あの方でしたら」
「そうなんだ、ではその安倍さんにお会いしたいけれど」
「ですが今は東京に」
旅行に出ているというのです、狐はこのことを残念なお顔でお話します。
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