2ndA‘s編
第四話〜少年達の目的〜
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時に少しだけ肩の力が抜けたような感覚を彼は感じる。
「……」
「……あれ?私もしかして変なこと言っちゃった?」
ずっと喋らないクロノを見ていて不安に思ったのか、彼女は頬を指でかきながら喋り始める。
「……ぷっ」
「え?」
彼女の反応が少し可笑しくて、そしてどこか可愛く感じてクロノは思わずといった風に少し吹き出してしまう。彼のその反応が混乱を助長したのか、エイミィはその目をぱちくりとさせていた。
(…………ありがとう)
自分と浅からぬ因縁がある事件に何か重いものを背負い込みそうになっていた彼は、心の中でそっとお礼の言葉を背後にいる自分の副官である少女に感謝の言葉を送る。口にしてしまえばからかわれるのは分かっていた為、敢えてそうした彼であった。
因みに数分後、エイミィのことを可愛いと感じた自分が恥ずかしくなって来て、悶え始める若干思春期気味の執務官の姿があったとか、なかったとか。
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