使い魔は召喚魔剣士!?
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トリステイン魔法学校にて二年生になった生徒たちが集まり使い魔召喚の儀式が行われている。
生徒たちは次々とさまざまな使い魔を召喚していく中、青い髪をした小柄な少女が先生らしき人物に呼ばれた。
タバサSIDE
先生に呼ばれ私は前に出る。
これから一生を共にする使い魔を召喚しなければならない。
けれど自分は、偽名で召喚と契約をしようと思っている……そのことで不安がある、けれどそれを表には出さない。
私は覚悟を決め呪文を唱える。
「……我が名はタバサ。五つの力を司るペンタゴン。我が運命に従いし使い魔を召喚せよ」
(私のそばで力になってくれる使い魔であることを……)
そして私は杖を振った。
その場に光る鏡のような召喚のゲートが二つ現れる。
周りの生徒たちがざわめき始める。
「おい!あれを見ろ召喚のゲートが二つも開いてるぞ!」
「ホントだ!」
そして鏡の中から青いドラゴンと人間がでてきた。
「きゅい!?」
「……ふむ」
片方の人間の方は周りを見渡し最後にこちらを見た。
「使い魔が複数出てくるなんて!」
「うそだろ……」
「風竜とあれは……平民か?」
周りがさらに騒がしくなる。
「剣持ってるし傭兵じゃないのか?」
「でも所詮は平民だろ」
そんな中、私は自分の呼び出した使い魔を見る。
ドラゴンは風竜だが人間の方は黒い髪に目、白い服そして真っ赤なマフラーをして、腰に剣を佩いている。
見た目は平民のようだが、なぜだろうただの平民には思えない。彼はいったい何者なんだろう?
そう考えていると黒い髪の人が
「俺を呼び出したのはお前だな……」
その言葉とともに威圧感を感じる。
周りは彼が話したとたんシンと静まり返った。
私は彼に向かってコクリと頷く。
「そうか、ではなぜ呼び出した」
「使い魔にするため」
私は正直に答えた。あまり正直に答えないほうが良い内容だとは思うけど、この威圧感からこうした方が良いと思ったから。
コルベール先生はその様子をひやひやしたように見ている。
そして彼は……
「……いいだろう。俺はお前の使い魔になる」
私は驚いた。彼があっさり自分の使い魔になると言った事が
言葉と同時に威圧感がなくなったので本気で言っているのだろう。
「ホントにいいの?」
思わず聞いてしまった。
「あぁ」
彼がそう言ったことと威圧感が無くなった事で周りはホッとしたような感じになり、コルベール先生もホッとしていた。
そこで私は使い魔が複数いる場合はどうなるのかと思い先生に質問する。
「コルベール先生。使い魔が複数の場合どうしたら?」
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