「世界は面白い」
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「世界は面白い」
俺は世界の面白さを忘れていたのかもしれない。
俺の隣の席の転校生は、早くもクラスの人気者になった。
クラスでの仕事を率先して務めたり
入学式の準備を率先して行ったりと
生徒にも教師にも人気が出るのは当たり前と思えるような、
そんな人間なのだ。
そんな彼女は、まるで太陽のようだ。
彼女は、また、俺に話をしてくれた。
今度は、日本での生活のことだ。
その話によれば、彼女の家は俺の家から通りを挟んで向こう側らしい。
そのことを話すと、彼女は一緒に帰ろうと誘ってきた。
彼女は、俺の肩ほどまでの身長しかなく、並んで歩いていると兄弟のようだ。
二人で帰りながら、お互いの趣味について話した。
彼女は、ボウリングが趣味だと話した。
そこで、俺たちは次の日曜日に、友人を誘いボウリングに行こうと約束した。
とても楽しかった。
「世界はこんなにも面白かったのか」
俺はそう思った。
「これからももっと世界が面白くなりますように」
そう祈りながら今日を終わる。
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