暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0579話
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たらケネスの息が掛かった艦隊が到着する。そしてその時に一番困るのは奴等だからな」
「……まぁ、そう言われればそうなのだがな。迂闊に溜め込ませて爆発させるような事は無いようにした方がいいと思うぞ」

 世界の3分の1を支配していたブリタニアの皇族だけに、コーネリアの言葉には感じるものがあった。

「そうだな。なら、そうならない為にも早速準備に入るか。マリュー、シロガネの通信機でホワイトスターを経由してネギま世界にいるフェイトに連絡を」
「え? 分かったわ。ちょっと待ってね」

 マリューがそう言い、量産型Wに指示を出す。そして数秒後……

『何だい? こっちは結構忙しいんだけど』

 通信にフェイトが出る。とは言っても、モニタに映像は出されていない。何しろフェイトが持っている通信機は俺がフィオナやアヤ、アルティスに渡したのと同じ物だ。あくまでも可能なのは音声でのやり取りだけであり、映像を送る事はお互いに出来ない。

「フェイトか、俺だ、アクセルだ。以前言ってたように、火星のテラフォーミングを行う人手を確保した。その為の連絡だ」
『……』

 俺の言葉を聞き数秒の間があり、フェイトが口を開く。

『それはまた、ありがとうと言うべきなのかな? それともおめでとう?』
「さて、その辺はどうだろうな。まぁ、とにかく火星で動くための修羅神というロボットのようなものも持っているし、テラフォーミングの作業には最適な筈だ」
『そうかい。それは僕としても助かるね。それで何人くらいの人手があるんだい?』
「約500人だ。それと、そいつらが火星で使う為の拠点も確保してある。ただ、それに関連してちょっと問題が起きてな。こうしてお前に連絡をした訳だ」
『問題?』
「ああ。そうだな……正確な時間に関しては後で連絡するが、麻帆良にあるゲートシステムの上空に強力な認識阻害の魔法を使って欲しい」
『……理由を聞いても?』
「そっちに連れていく者達……修羅という種族なんだが、こいつらを一気に火星まで運ぶ為に俺達の旗艦ごと麻帆良に転移する予定だからな。さすがに600m近い戦艦が空中に浮かんでいれば、麻帆良に認識阻害の結界が張られていると言っても目立つだろう?」
『……』

 再びの沈黙。恐らく、フェイトだけでそれだけの認識阻害の魔法を使えるかどうかを考えているのだろう。そして数秒程した後に、フェイトが口を開く。

『それだけの大きな結界となると、僕だけじゃちょっと無理だろうね。麻帆良の魔法使い達に対しても説明しておかないといけないし。麻帆良側に協力を要請しても?』
「ああ、問題無い。こちらとしては最初からそのつもりだったからな。近右衛門やネギ辺りに協力を要請してくれ。エヴァは……無理か」

 学園結界がある以上、エヴァは麻帆良では
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