暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
スーパーロボット大戦OG外伝
0579話
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りに時間が掛かるのを考えると、多少急いだ方がいいかもな。

「アルティス、シロガネから出る時に言ったように修羅神はソーディアンに残してきているな? 修羅神をシロガネに積み込むのは無理だぞ」
『ああ、もちろんだ。現在修羅神を使っているのは見ての通り私のマルディクト。それとメイ、フェルナンド、アリオン、それと合流したフォルカのみだ。そして私達にしても、修羅神は修羅王の間に置いてシロガネに搭乗する予定だ』
「そうか、それは助かる。それで、具体的な人数は何人くらいになったか分かるか?」
『ああ。やはり500人を若干オーバーしているくらいだ。正確な人数としては523人だな』
「……マリュー、523人。搭乗可能か?」
「うーん……ちょっと窮屈になるけど、無理じゃないわ」
「そうか、なら受け入れ準備の方を頼む」
「ええ」

 マリューが頷き、早速量産型Wへと指示を出していくのを見ながら、再び通信モニタに表示されているアルティスへと視線を向ける。

「と言う事だ。取りあえずこっちの受け入れ体勢は整っている。……ただし。何度も言うようだが、幾らお前の部下だとしてもシロガネの艦内で騒ぎを起こすようなら容赦無く処断する。その辺をきちんと修羅達に言っておいてくれ。俺としてもシロガネの艦内で力を発揮するような真似はしたくないしな」
『うむ。その旨についてはきちんと言っておく。だが、修羅であるだけに大人しくしているのは苦手だというのもあるのでな。その辺を配慮してくれると助かる』
「これまでの修羅としての生き方を捨てるのを条件だと言った筈だな? それを守れないようなら、こちらとしても対応を考えざるを得ないが?」
『……了解した。修羅の者達には厳しく言い聞かせておく』
「なら、修羅王の間で」

 その言葉を最後に、マルディクトとの通信が途切れた。

「……あそこまで強くいってもいいのか?」

 そしてそんな俺へとコーネリアが尋ねてくる。恐らく修羅を率いているアルティスとの関係悪化を懸念しているのだろう。

「何しろ修羅だからな。ヒリュウ改やハガネと合流するまでに幾度か相手にしてきたんだから、どんな性格の奴等かはコーネリアも分かってるだろう? 念には念をいれて、さらにそこから念を入れるくらいで丁度いいだろうよ」

 ソーディアンに突入した時に、前修羅王であるアルカイドに対する忠誠心を見せたのには思う所があったが、それでもこれまでの修羅の様子を見ている限りでは下手に自由を与えるとシロガネの中で暴れかねない。こうなるとスペース状の問題で修羅神を持ち込ませなかったというのも絶妙の一手だったと言えるかもしれないな。

「それに、アルティスは頭のいい男だ。自分達の立場はしっかりと認識しているさ。ここで俺達に迷惑を掛けて、転移に時間が掛かったりし
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