原作前のプロタゴニスト
神社の巫女と炎龍
[2/2]
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
の結界ではもちませんわ」
「……そろそろ仕事に行くわ。イッセーのことよろしくね。朱璃」
「任せてください。カミュ」
私は朱璃と話し終えると、境内を後にした。
D×D
――夕刻。はぐれ悪魔との戦闘を終えた私は、イッセーを迎えに神社の階段を上っていた。
「ん?結界が消えている?!」
ダッ――!!
私は慌てて階段を駆け上がった。境内には誰もいない。だけど……奥から数人の気配を感じた。
「(大変!朱璃、イッセー、朱乃ちゃん。助けに行くからね!)」
私は建物の中に急いで入った。
するとその先には――。
「――朱乃、イッセーくん、早く逃げなさい」
「嫌です!お母さま!」
「朱璃おばさん!しっかりして!」
背中から血を流している朱璃を、心配しているイッセーと朱乃ちゃん。
「少年よ、そこを退きたまえ。関係のない者を巻き込みたくはない」
スウッ――。
刀を振り上げる男。
「いやだっ!朱璃おばさんと朱乃ちゃんは僕が守る!」
いつの間にか男たちの前に立ちふさがり、両手を広げていたイッセー。
「……仕方がない。その雄姿を称え、苦しまないよう斬ってやろう!」
ダンッ!!
私はすかさず飛び出した。
「朱璃!イッセー!朱乃ちゃん!」
「っ!!誰だ、貴様は!」
刀を持った男が叫ぶ。
「仲間か!仲間なら死んでもらうしかない、恨むなよ!」
ダダダ――。
そう言ってこっちに刀を振り上げ、向かってくる男。
私は向かい打とうと、こぶしを握りしめた。
その時――。
ヒュン――トン!
何かが目の前の床に突き刺さった。
「そこまでだ!」
[8]前話 [9]前 最初 [2]次話
※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりを挿む
[7]小説案内ページ
[0]目次に戻る
TOPに戻る
暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ
2024 肥前のポチ