As 12 「繋がり」
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ければならない。
問題は今回で話をつけられなかったときだ。今日の出会いではやてが闇の書の主だということが、高町達に知られてしまった。それに俺がはやてと知り合いだったことも知られている。今日を境に自由な行動が取れなくなってしまってもおかしくない。
「あの私達……今日は本当に偶然で」
「言われなくても分かっている。道は違えたが、夜月がお前達をここに連れてくるとは思えんからな」
「え……?」
「何を驚いている? ここで出会ってしまった以上、我らと夜月に繋がりがあったと理解したはずだ。まあ……信じたくないという気持ちは分からんでもないがな」
どうして、と向けられた視線に反射的に顔を背けた。
……俺は何をしているんだ。こうなることも覚悟の上で選んだ道のはずだ。それに今日が俺に残された最後のチャンスかもしれない。
逃げるな……逃げたら何も出来ずに迎える未来しかない。そうなったら一生悔やみ続けるはずだ。たとえ彼女達から見放されることになったとしても、最後まで諦めないと決めたんだ。
「……この手の話はあとにしよう。今はただ……あの子に幸せな時間を過ごしてほしいんだ」
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