暁 〜小説投稿サイト〜
魔法少女リリカルなのは 〜優しき仮面をつけし破壊者〜
オリジナルストーリー 目覚める破壊者
56話:一年ぶりの再会、決別の殺意(やいば)
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った為、フェイトは避ける事になった。
「後ろは任せる」
「はい、勿論です」
士はそう言い残し、オーロラを通過しようと歩いていく。
「「「士(君)!」」」
オーロラの中へ行こうとする士を追いかけようとするが、その前に月影が剣を持って立ちふさがった。
「…先程から気になっていたが、俺は『士』という奴じゃない」
「え…?」
「俺は大ショッカーの首領……『世界の破壊者』ディケイドだ」
そして士は身に着けているコートを掴み、脱ぎ捨てる。
コートを脱いだ士は、マゼンタ色と黒の二色で構成され、背中にディケイドのマークのような模様が描かれたコートに身を包んでいた。
「これから俺達の計画を邪魔するというのなら、容赦はしない」
それだけを言い残し、灰色のオーロラを抜けていった。
「行っちゃダメっ!」
「士君!」
「残念ですが、あの方はもうあなた達が知っている人物ではありませんよ」
「それはどういうこと!?」
フェイトの疑問に、月影は剣を摩りながら笑みを浮かべた。
「先程言われた通り、あの方は我らが首領、ディケイド。あなた達がいう『士』は……もう死にましたよ」
「「「っ!?」」」
「これ以上話すことはありませんね。追ってこられてもマズいので…失礼」
月影がそう言うと、彼が持つ刀身に光が灯る。彼はその剣を握りしめ、地面に向かって横に一閃する。
光と共に煙が巻き上げられ、三人は思わず目を手で覆った。
ようやく視界がはっきりしてきた時には、月影の姿も灰色のオーロラもどこにもなかった。
「そ、そんな…!」
「士君…」
「………」
取り残された三人は、先程までオーロラがあった場所をただ見つめている事しかできなかった。
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