暁 〜小説投稿サイト〜
ちょっと違うZEROの使い魔の世界で貴族?生活します
本編
第39話 嘘吐きは最低?つまり私は最低です
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日がやって来ました。楽しい別荘生活も今日で最後です。
この大会に参加するのは、ルイズ、モンモランシー、ディーネ、アナスタシアの4人だけです。
エレオノール様は練習初日に、不参加を言って来ました。原因はガルムの口が開くと同時に、急激に曲る絶妙なフリスビーコントロールです。このコントロールのおかげで、一度もガルムがフリスビーをキャッチ出来ませんでした。……ある意味凄いです。エレオノール様は、逃げられ癖でもあるのでしょうか?
そのお陰と言ってはなんですが、参加賞が4人分で済んだので、なんとか当日に合わせる事が出来ました。……参加賞は、カトレアと2人で手作りです。先のブローチより、圧倒的に苦労しました。
優勝候補はアナスタシアです。他の人に比べると、圧倒的に練習時間が違います。ルイズとモンモランシーから、ずるいと言う意見が入ったので、ハンデとして私が一度だけ妨害すると宣言しました。
しかし、アナスタシアは「兄様の妨害ごとき平気だもん」と、のたまったのです。アナスタシアよ、それは兄に対する挑戦状と受け取りました♪ ディーネの非難の視線が気になりますが、無視です。無視。
トップバッターはルイズです。ガチガチに固まっていますが、大丈夫でしょうか?
開始の合図と共に、ルイズは思いっきりフリスビーを投げました。しかしフリスビーは、何故か上に飛んで行ったのです。
紛
(
まご
)
う事無き大暴投です。投げたフリスビーを見失ったルイズは、ひたすら困惑していました。そしてフリスビーは、ブーメランのごとく戻って来ます。
コツン 「ぱうっ」
ルイズの額に命中しました。同時にルイズの口から、面白い悲鳴が漏れました♪
ルイズの額から跳ねかえったフリスビーを、ガルムがZone1で見事にキャッチし1ポイントが入りました。痛くは無かった様ですが、相当恥ずかしかったらしく、涙目に真っ赤な顔でフリスビーを投げ続けました。ちょっと可愛いと思ったのは、私だけの秘密です。この状態で、Zone3キャッチを連発していたのは凄いです。
次のモンモランシーは、コンスタントにZone2〜3キャッチを出していました。ジャンピングキャッチも飛び出していたので、意外に高得点です。
その次のディーネは、これと言ったミスも無くZone3キャッチを連発しZone4キャッチも出していました。
さて、大トリを飾るのが優勝候補のアナスタシアです。
余裕の表情で投げた一投目を、ガルムが追いかけZone5でキャッチしようとした瞬間。横から何者かに、フリスビーを掻っ攫われました。
「ああぁぁぁーーーー!! 何でボルグが居るの!?」
私達の目の前で、悠然とアナスタシアの下に行こうとするボルグに、ガルムが『フリスビー返せ!!』
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