暁 〜小説投稿サイト〜
とある物語の傍観者だった者
12話:禁書目録
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…って同じようなことを冒頭でも話したような気がするけども。

 さて、少女は不幸な少年と出会い、不幸が起きた。

 少女には霊装『歩く教会』というチートな修道服で身を守ってきたわけだったりする。

 しかし、不幸な少年の右腕に宿る『幻想殺し(イマジンブレイカー)』によってその機能は失われ、敵だと思っていた味方の魔術師の斬撃を背中に受けてしまった。

 魔術師『ねーちん』は焦った。

 昔の友達な少女に攻撃するのは心苦しいが、彼女を救うためなら敵になる覚悟で浴びせた一太刀で動きを制限させるつもりだった。

 でも、どうだ。攻撃すれば予想外にも背中が斬れてしまった。

 困惑する、後悔する、取り乱しその場から逃げてしまった。逃げては同僚で少女のことを想い続けるロリコンな魔術師『ロリコン神父』とテスラたんに助けを求めたのだ。(ロリコン神父っていうのもうめんどいからステイル=マグヌスと彼の名前を表記するけども。)

 テスラは告げる。回収さえすれば治療できると……でも、監視は極めて重要事項だから席を外せないから、代わりにステイルお前が回収してこいと。

 だから、ステイルはねーちんが置いてきた禁書目録(インデックス)を回収するため(助けるため)、ステイルは少女の下へといった。

 そう、アニメでカミやんと戦うあの場所へと……

 オレも住んでいる寮のあの廊下で……

 カミやんと対峙して炎で全てを灰にしてイノケンティウスでボン!!

「おいおいおい、ちょっと待てよ、待ってくれ!」

「あははっ、そんな驚くことなんて一つもないよ、お兄ちゃんは何も心配しなくていいんだよ」

 そう今こいつの話を聴いていたオレは顔を青ざめさせる。

 今日があの日だってことを知り、そして絶望する。

 正直オレはインデックスはカミやんが救うのだから関与するわけにはいかない、したくない。

 インデックスは助かる。だからオレは心配しない。

 でも、オレんち??大丈夫か??そんな不安があった。

 ステイルの魔術でオレの部屋全焼とか無いですよね?カミやんの部屋ならありえそうだった。

 もうテスラの話を聴いて一番心配したのは、土御門から借りた癒しの義妹ゲーが無事かどうかだったりする。

 いや、目の前にはお前動くなよ?お??と怖い悪魔な義妹みたいな子はいるけども……

 でも、ゲームのデータの方が心配だったんだ……








 だから、オレは病院から脱走した。





「あ、逃げるなお兄ちゃん!!」



「ちょっと様子見に行くだけだから!! お前らの仕事は邪魔しないから!!」


 そうちょっと自分んちを見に行くだけだ。

 だから、病院で騒
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